広東の地方都市で、「メイソウ」という日本のカタカナのロゴで知られる生活雑貨チェーンストア「名創優品」が次々とオープンして、話題になっている。10元均一をうたい文句に石鹸や洗剤、化粧品、女性が好きそうなちょっとおしゃれ、ちょっと上質っぽい品のいい小物がならんでいる。商標やロゴをみると、ユニクロに似ているようでもあるし、自然派のシンプルで上質な生活をうたい文句にしているのをみると、無印良品に似ているようでもあるし、10元均一の販売方式はダイソーのようでもある。広告には、イケアの商品とそっくりのインテリアの写真も。 何より特徴的なのは、宣伝のフレーズやロゴなどに見られる「へんな日本語」。商品名も裏にある原材料表示もへんな日本語が印刷されており、その上に中国語訳のシールが貼ってあるのでいかにも、メードインジャパンを輸入したような体裁になっている。三宅順也氏という日本のデザイナーが「ブランド創始者」
清野 由美 ジャーナリスト 1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。 この著者の記事を見る
3月1日、文芸春秋が1冊の新書を全文無料で公開する。無料公開で本は売れなくなるのか、それともさらに売れるのか。電子書籍の登場で揺れる出版業界の注目を集めそうだ。 大手出版社の文芸春秋が3月1日から1つの実験を始める。昨年10月に出版した新書『生命保険のカラクリ』をインターネット上で全文無料で読めるようにするというもの。大手出版社が丸ごと1冊を無料で公開するのは極めて異例のことだ。 著者の強い希望で実現 今回の「実験」を言い出したのはこの新書の著者である、岩瀬大輔氏だ。ネット経由で死亡保険や医療保険を販売するライフネット生命保険の副社長である彼はこの本の中で、従来の生命保険のコスト構造を明らかにするなど、生保業界のタブーに切り込んで話題を集めた。 彼の周囲の著名人のブログなどで取り上げられ、アマゾン・ドット・コムなどネット書店を中心に売れ行きは好調。出版から3カ月で6刷が決まり、発行部数は2
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