この連載で紹介してきた「メモリ主導型コンピューティング」は、実際にどのようなシーンで効果的なのでしょうか。今回は、このメモリ主導型コンピューティングで実現するかもしれない世界を、2つの例でご紹介してみたいと思います。 個々人に最適な広告を瞬時に判定 2020年、東京オリンピックを契機に、国内外含めて多くの人々が東京に来ることが予想されます。この大量に増える個人のそれぞれに対して、適切な広告を打つことができれば、企業は一時的な人口増加から、より多くの恩恵を受けられるに違いありません。 ですが、今日のデジタルマーケティングは、すでにさまざまな問題にさらされています。現代では、多くの人がパーソナルなデバイスを持っており、オンラインサービスにはいわゆる“オフライン”になる時間というのがありません。いついかなる時に情報が必要とされるかが分からない、つまり何らかの形で情報を提供し続けなければならないの
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