10日、東京大学とサン・マイクロシステムズは、2つのテーマに関する共同研究に着手したことを発表した。 テーマの1つめは、「Fortress上でのスケルトン並列プログラミング手法に基づいたライブラリ開発」と言うものだ。 Fortressとは、サン・マイクロシステムズが開発中のプログラミング言語で、HPC (high-performance computing) 向けに最適化されている。「C言語に対してJavaがもたらしたものを、Fortranにも」と標榜されており、コンパクトで拡張可能な言語仕様と、並列・分散処理を容易に書けるのが特徴。 また「スケルトン並列プログラミング」とは、並列処理プログラミングでよく使われる処理を「スケルトン」と言う単位でライブラリ化し、その組み合わせで並列プログラミングを行う、と言う手法。通常、並列処理を意識したプログラミングには複雑で高度なスキルを必要とするが、ス