肥後銀行は2001年からシトリックス・システムズ・ジャパン(以下、シトリックス)製品とマイクロソフト製品により情報系システムでターミナルサービス環境を整え、サーバベースドコンピューティング(SBC)を追求してきた。今やクライアントアプリケーションの多くがサーバで実行され、情報系端末の8割はシンクライアントだ。 ただ、SBCの下で情報系システムが拡充するにつれ、センターの物理サーバは増え続ける。また、残り2割の情報系端末は、特殊な業務アプリケーションを運用するためにリッチクライアントとして残る。これがセキュリティ対策を含めたクライアント運用管理の足かせとなる。 そこで同行は、サーバとデスクトップの仮想化に乗り出す。仮想化基盤にWindows ServerとHyper-V、デスクトップ仮想化ツールにXenDesktopを採用。ターミナルサービスに取り込んでいない業務アプリケーションのサーバとデ