2009年09月09日13:30 カテゴリ書評/画評/品評Psychoengineering 非人と異人の違い - 書評 - 差別と日本人 そういえばこれの書評がまだだった。 差別と日本人 野中広務 / 辛淑玉 これほど「日本人」が読んで不快になる本は稀である。日本人でなくとも読んで不快になることは確実である。日本人が「村民」のままでよいというのであれば、悪いことは言わない。「穢多」な本書からは「えんがちょ」しているべきだろう。 しかし「市民」であることを欲するのであれば、本書は避けてとおるわけには行かない。 本書「差別と日本人」は、「部落民」にして自民党幹事長にまでのぼりつめた野中広務と、「在日」にして人材育成コンサルタントである辛淑玉という、日本において有名な差別の対象である著者が日本の差別について語り合った一冊。 目次 - 差別をなくしたい人も差別したい人も本書を検証してはどうか?(