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ブックマーク / opinion.infoseek.co.jp (3)

  • 映画「ザ・コーヴ」を観た(3) - Infoseek 内憂外患

    多くの人が「ザ・コーヴ」を批判する理由のひとつは、大がかりな盗撮によって、作品のクライマックスであるイルカ漁のシーンが撮られていることだ。 確かに僕も盗撮は好きではない。この手法を使ったことはほとんどない。でも盗撮は倫理的に絶対に許されないとするならば、僕のつくってきた作品もすべて、上映や放送などできなくなる。 『A』や『A2』を例に挙げれば、オウム信者を逮捕する警察官、あるいはオウム施設を取り囲むメディアや地域住民たちなどを、僕は被写体にした。街を撮るときには多くの人がフレームに映りこむ。現場にいた彼らすべてに僕は、これは映画の撮影であり、いずれスクリーンに上映される可能性があるなどと説明していない。許可も得ていない。そんなことは物理的に不可能だ。 その意味では(法的な定義はともかく)、ドキュメンタリーにおけるあらゆる映像表現は肖像権を侵害する可能性があり、盗撮的なニュアンスをアプ

  • 映画「ザ・コーヴ」を観た(2) - Infoseek 内憂外患

  • 映画「ザ・コーブ」を観た - Infoseek 内憂外患

    いま何かと話題のドキュメンタリー映画「ザ・コーブ」を観た。「何かと話題の」と慣用句を冒頭から使ってしまったが、話題のポイントは大きくは二つに分けられる。 1、イルカやクジラをべるべきではないとするテーマ(主張)に正当性はあるのか。 2、作品としては優れているのか。 1はかなりややこしい。だからまず2についての僕の意見を述べる。 「ザ・コーブ」はドキュメンタリー作品としては、圧倒的な傑作だ。 名作や秀作という言葉は使わない。使うなら傑作。つまり娯楽作品としては、きわめて高いレベルにある作品だ。 ドキュメンタリーという分野は、どうしても主張やテーマ、あるいは社会啓蒙的なニュアンスを付加されたうえで評価されることが多い。逆に言えば、これがない作品は駄作であるかのように思われがちだ。だから「娯楽作品としては」的な記述は、作品を貶していると解釈されてしまうかもしれないけれど、決してそん

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