アニメや特撮ものに代表される、子ども向けテレビ番組において、その女児向けに制作されるものと男児向けのものとでは、どのような差異が観察できるか―― (これによって、女の子、男の子、各々に届けられるメッセージが、それぞれのジェンダーバイアスを含んだものとなり、性別二分社会の維持を下支えする、大きな力になってしまっているのでは!? という観点で) というテーマについては、基本的には斉藤美奈子さんの『紅一点論』※にてじっくりと述べられていますので、興味のある方は、そちらを熟読されることをお勧めしますが、ソコを強引にその要点を一言でまとめてしまうなら、まぁ次のようになります。 主人公が発揮する超常的なパワーの源泉が、 男の子アニメ → 科学 女の子アニメ → 魔法 ただ、この斉藤美奈子さんが述べた法則は、いまだ有効ではあるものの、近年では、必ずしも妥当ではない事例も増えているのではないでしょうか。