1.山の定義 前項の中で、天保山が山と認められて最低峰になったという話題を書きました。 その際、「山」とは何か疑問に思ったので今回の項を書くに至りました。 広辞苑第五版では、山とは「平地よりも高く隆起した地塊。谷と谷との間に挟まれた凸起部。古く、神が降下し領するところとして信仰の対象とされた。」と書かれています。 自分の中でイメージする山を現した言葉としては理解しやすいものの、定義としては曖昧と言えます。 2.山の定義を考える そこで、山を数値から判断できないのかと少し調べてみましたが、これが非常に難しい問題でした。 何が難しいのか以下に2点ほど挙げてみます。 1)標高からの判断 広辞苑にあるように「平地よりも高く隆起した地塊」であるならば標高で判断できるのでは?と単純に考えてしまいます。 しかし、以下の例では天保山が標高4.5メートル、大浜公園が6.8メートルと大浜公園の方が高いにも関わ