あすか先輩と久美子のやり取りを描いたBパート。本編全てが素晴らしかった今回の挿話でしたが、ことここのシーンに関しては観ているだけで震えが止まらず、久美子が泣き出すのと同じくらいから私も堰を切ったように泣いてしまいました。もちろん、力の込もる演者さんの熱演、キャラクターの表情、仕草といったその全てが凄かったわけなんですけど、特に私が素晴らしいと感じたのは一連のシーンのカメラワークと光源、そしてこの渡り廊下に架かっていた屋根の使い方で、この辺りはいかに映像表現においてレイアウトが大切なのかということを如実に物語っていたのではと思います。 この辺のカットを観てもそうですが、このシーンにおいてはとにかく影と光を強く意識していて、終始顔や身体に影が掛かるレイアウトが使われています。特にあすか先輩が「答えはNO」と言ってからの一連の表情には、彼女たちの心を移したような影がぱっきりと掛けられていくのでと
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