官邸前には12日夜、多くの市民が駆け付け、抗議集会を開いた。参加者はドラムのリズムに合わせて「うそをつくな」「改ざんするな」と声をそろえ、安倍晋三首相や麻生太郎財務相の辞任を迫った。 同日朝の時点で集まったのは10人程度だったが、夕方にかけて徐々に増え、夜には千人以上が歩道を埋めた。 「国家的大犯罪」「内閣総辞職」などのプラカードを掲げた参加者たちは「政権は勝手に総辞職してくれない。私たちが追い込まなければならない」と声を上げた。 さいたま市の男性は「『妻や自分が関わっていたら議員を辞める』と言った安倍首相は保身に必死だが許されることではない」と話した。