白波賊とはもともとは黄巾賊の一派です。黄巾賊が各地で官軍によって一掃されて後も河東郡で独力勢力を築いていました。頭目のひとりである楊奉(ようほう)は、長安にあって朝廷を牛耳る李傕(りかく)に降り、その配下となります。楊奉は勇猛果敢な武将として活躍しており、あの曹操(そうそう)をして楊奉の軍は精鋭であると脅威を感じさせています。 さらに楊奉の配下には猛将・徐晃(じょこう)がいました。白波賊の頭目は他に、韓暹、李楽、胡才がいて、楊奉が献帝を守りながら長安から洛陽へ逃げ延びていく際に協力しています。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に