もつれた虹のようなこの画像は、ショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)の成体の脳の驚異的な3D地図だ。7月19日付けの科学誌「セル」に発表された今回の画像は、高解像度で撮影された動物の脳としてはこれまでで最も大きく、単一のニューロンの経路をたどれるようにもなっている。途方もなく小さいものを調べてきた科学者たちが達成した大きな成果である。(参考記事:「【動画】鮮やかに追跡!受精後の細胞分裂24時間」) 実際にケシ粒ほどの大きさしかないにもかかわらず、ショウジョウバエの脳は極めて複雑だ。 この小さなハエは決まった手順で身繕いをし、求愛の際には複雑なダンスを踊る。彼らは周囲の環境について学習し、それを想起できる。さらに驚くべきことに、これらの行動の背景にある脳の構造の一部は、ヒトを含め、ほかの動物ともよく似ている。(参考記事:「【動画】生きた細胞内の高精細3D映像化に成
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