新型コロナウイルスに感染して抗体を保有している人の割合について厚生労働省が、去年12月に東京都や大阪府など5つの都府県で調査した結果、いずれも1%を下回ったことが分かりました。厚生労働省は「大半の人はまだ抗体を保有しておらず、引き続き感染対策を徹底してほしい」としています。 新型コロナウイルスに感染すると「抗体」と呼ばれるたんぱく質が体内で作られるため血液を検査することで過去に感染していたかどうか調べることができます。 厚生労働省は、感染の広がりを判断する目安にしようと、去年6月に東京都と大阪府、宮城県で抗体検査を実施し、5日、愛知県と福岡県を加えた2回目の検査の結果を公表しました。 調査は、去年12月14日から25日にかけて希望者から無作為に抽出した20歳以上の男女など合わせておよそ1万5000人を対象に行われ、抗体を保有していた人の割合は ▼東京都が0.91%、 ▼大阪府は0.58%、