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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (18)

  • この本がスゴい!2014

    人生は短く、読むは尽きない。 せめて「わたし」が知らない凄いと出合うべく、それを読んでる「あなた」を探す。それがこのブログに込めた意味であり、このブログを通じて数え切れないほど「あなた」に教わった。「自分の興味=世界のすべて」という独善に陥りそうなわたしの蒙を何度も開いてくれた。そんな「あなた」に感謝を込めて、今年読んだ中から選んだ。 ここで紹介するのは今年読んだスゴの一角かつ100%わたしの趣味だ。もっと多様でさらに熱いのを求めるなら、facebook「スゴオフ」をご覧あれ。面白いをリアルに相互に紹介しあう、宝の山脈になっているから。 フィクション きんいろモザイク 原悠衣 芳文社 かわいいは正義だ。 大事なことだからもう一度、かわいいは正義だ。痛勤電車で揉まれ、仕事でシバかれ、暗い欲望に惑いまくりの中年には、可愛い女子高生のゆるふわな日常が、ものすごく効く。ギスギス息苦しい空

    この本がスゴい!2014
    nuit
    nuit 2014/12/02
  • 子どものために、できること「40歳の教科書」

    親業の確認のつもりで読む、だいたい合ってた。 親を見て子は育つ。だから、子の努力を望むなら、まず親が努力する。「幸せ」とは何か伝えたかったら、親がイライラするのをやめる。「英語」はツールにすぎないが、「お金」の教育は重要。学校は人間関係を学ぶところだから、失敗の練習場と思え。社会に出ると、失敗は有償だぜ。 受験マンガ「ドラゴン桜」をにした「16歳の教科書」、その番外編が「40歳の教科書」になる。以下の4テーマに対し、強いメッセージ性をもつ人からのインタビュー集といったところか。一問一答に「まとめ」ると、こんなん。 英語早期教育 「もっと早く英語の勉強をしておくんだった…」 「小学校から英語なんて、破滅するぞ!」 中高一貫校 「早いうちにいい学校に入れば、あなたがラクできるのよ 「その受験で幸せになるのは、子どもじゃなくてあんただろ!」 お金仕事お金の話をするのは恥ずかしい」 「お金

    子どものために、できること「40歳の教科書」
    nuit
    nuit 2011/11/28
    "「カネさえあれば幸せになれる」といったら異論が出るだろうが、「カネさえあればかなりの不幸を回避できる」は本当だ"
  • 「読書の歴史」はスゴ本

    あらゆる「を読む人」にオススメ。 賢者のライフハックから原理的な選書眼まで、「読書」にまつわる愛と気づきがぎっしり詰まっている。古今東西に及ぶ史実、逸話、伝承、研究成果などを交えて語られた「読書歴史」に類書は存在しない。隙のない全方位的展開でいながら、自らの思索と経験を語りつくしている。書の評価は、「名著」がふさわしい。読んでも読みつくせないことへの畏怖と敬意を抱きながら、読むことに対する勇気を灯してくれるスゴ。 マングウェルは「図書館 愛書家の楽園」を読んだだけだが、博覧強記が服着ているような猛者。生きてる人で比較すると、松岡正剛なみの読書家・愛書家・狂書家といっていい。そんな薀蓄大王が気張らずに語りかけてくれる。トピックが重層に張り巡らされているので、読み手の経験や年齢や嗜好に応じ、幾通りの出合いがある。わたし自身、再読のたびに発見があるだろう。だからここでは、今回の読みで出合

    「読書の歴史」はスゴ本
    nuit
    nuit 2011/01/17
    図書館で借りようっと
  • 「はじめてのがん」に備える

    最初に断っておくと、わたしが告知されたわけではない。 ただ、日人の2人に1人はがんになるといういま、何の準備もしないわけにはいかない。はじめてのチュウや初体験と同じように、初告知に向けて情報を集める。人生初のセックスと同じくらい重要だぞ、人生初のがん告知(たぶん)。 もちろん、ある種のダチョウのように、地面に頭を突っ込んで逃避することも可能だ。あるいは、信号無視のDQNのように「見ない=存在しない」ように振舞うこともできる。しかし、自分を大事にするのは自分の努め。家族や仲間のいる「わたし」は、もはや自分だけのものではない。「そのとき」になってあわてて間違った行動をとらないために。今というときがイザというときなのだから。 そんなわたしにぴったりの特集があった。「暮らしの手帖」の2010.12号だ。題して、「はじめてのがん(がんと告知されたら)」。書き手は森文子さんで、国立がん研究センターの

    「はじめてのがん」に備える
    nuit
    nuit 2010/12/03
    "この特集では、告知されたら、具体的にどうすればよいのかがまとめてある。"(「暮らしの手帖」の2010.12号)
  • 松丸本舗にて松岡正剛さんと小飼弾さんの対談を聞いてきた

    お二人とも、深く・濃く・柔らかく、驚きと閃きとトキメキ(?)に満ちた一時間だった。上田さん、お誘いいただき感謝しています。「松岡正剛の書棚」の電子書籍化にちなんだ会だったが、そこはサラリと流し、「を読むとは何か」について若かりし昔話から大胆な未来予想図まで飛び出す。以下、自分メモよりふくらませてみよう。 これは鋭い、と感心したのは、弾さんの「とは締めたメディア」という一言。たとえばブログなら、いくらでも書き直しが利く。永遠に終わりがない。しかし「」という形態だと、いったん編集し出版したら、バラせなくなる。他にも「殺したメディア」という表現をしていたが、言いえて妙。もちろん改訂や"自炊"により変更・細分化することは可能なのだが、知をパッケージ化したものが「」である限り、バラバラにすることはできないからね。 これについて、松岡さんが、「『』の単位ではなく、もっとセグメント化された形の

    松丸本舗にて松岡正剛さんと小飼弾さんの対談を聞いてきた
    nuit
    nuit 2010/10/06
    松丸本舗にて松岡正剛さんと小飼弾さんの対談を聞いてきた: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  • 松丸本舗のさまよいかた

    松丸舗のワクワク感てのは、ずばり古屋の魅力になる。 それも、中古書店の100円ワゴン発掘みたいなのではなく、老舗の古屋をさまよう気持ち。あの、古いのも新しめもいっしょくたになってそそり立つ棚の前にいる興奮といえば分かるだろうか。目利きが選んだなかで、自分が太鼓判押した既読にはさまれて、タイトルすら初見のやつを見つけたら―――そう、ドキッとするだろう。そして、たいていその第七官は正解だったりする。 この感覚は、amazonと新刊書コーナーしか行かないようなハンターには分かりにくいかも。なぜなら、そういう狩人は、目指す著者やジャンルが固定されており、タイトルすら事前に分かった状態で行くから。「あるか/ないか」しか気にしないし、「まどう」ことは時間のロスだと考えているから。迷うにしても、せいぜい「買うか/借りるか/ブックオフ」ぐらい。わたし自身、ビジネス書や文芸書を漁るとき、そういう狩人

    松丸本舗のさまよいかた
    nuit
    nuit 2010/05/24
    松丸本舗のさまよいかた: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  • あら、こんなところに数学が「続 5分でたのしむ数学50話」

    「5分でたのしむ数学50話」の続編。 前作のレビューは、[わかる瞬間が楽しい「5分でたのしむ数学50話」]にある。より敷居がさがり、さらに身近な「数学」を紹介している。「こんなところに数学が!」と驚かされることばかり。 たとえばエッシャーの「だまし絵」。精密に描かれた鳥や魚と、背景となる地の部分が規則正しくパターンを成しているのだが、鳥や魚がだんだん背景にとけこみ、地の部分だったところに魚や鳥が見えてくる。 これが自作できるというんだ。CCCタイプとTTTTタイプの二通りのやり方を紹介しており、いわれるがままに描いてみる――と!なんとちゃんと「エッシャー風」に描ける、おもしろい(絵心がないので公開しない)。 エッシャーは数学者コクセターを介して非ユークリッド幾何学を知ったのだそうな。これにより、有限な平面の中で無限性をモデル化できる。自分がつくったモチーフがくりかえされ、画面からはみ出

    あら、こんなところに数学が「続 5分でたのしむ数学50話」
  • 平凡なわたしが非凡な文章を書くために「不良のための文章術」

    小飼弾氏の文が非凡なのは、弾氏が非凡だから。では、平凡なわたしは凡庸な文しか書けないのか? それは違う、やり方しだい。 その「やり方」を教えてくれるのが書。 おっと、いそいで注釈を入れなければならないのは、この「非凡な文」について。「非凡な文」とは、読み手の心を動かすもので、納得・共感だけでなく、反発・批判も含まれる。感情のベクトルは関係なく、スカラーが大なるものこそ「非凡な文」なの。 そして書、「不良のための」とは、要するにカネになる文章だということ。出版社が原稿料を払う気になる文章であり、読者がカネ出して買う気になる雑誌やに載っている文章のこと。弾氏の文章もこれにあたる。 座右にしたい書の目玉は、「凡庸な文が非凡な文に仕立て上げられていくプロセス」がこと細かに解説されているところ。最初は、箸にも棒にもかからない「書評」や「グルメガイド」の例文が出てくる。そいつを徹底的に調理しつ

    平凡なわたしが非凡な文章を書くために「不良のための文章術」
    nuit
    nuit 2008/12/11
    読んだはずなのに内容を忘れている… orz
  • この本がスゴい2008

    今年もよい出会いがあり、それはあなたのおかげ、とても感謝しています。 ここでいう「あなた」とは、親切にもコメント欄よりオススメいただいたアナタだけでなく、某所で罵倒しまくってたキミも含まれる。なぜなら、「○○がスゴいんだってーフフン、じゃぁ△△読んでないだろ」なーんて教えてくれたから。 ありがたいのはまさにソレ、「そんならコレを読め」と言ってくれる方は、○○も△△も読んでる。わたしが知らない△△を、わたしが読んだ○○から教えてくれるのだから、これほど有益なものはない。 わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる所以はここにある。反面、これができずに唯我独尊を貫くと、非常に限定された世界の読書王となる。なまじ蓄積があるだけに、外からのアドバイスが受け入れられず、読書はすべて自意識の確認作業となる。気の毒だけど、よい反面教師だ。この道は、いつかきた道。わたし自身が陥らないよう、用心用心

    この本がスゴい2008
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: ドラッカー「マネジメント」はスゴ本

    マネジメントの原則がわかる、いわば原液。 そこらで1,500円で売っている「ビジネス書」は、書の一部をうす~くのばして「再利用」していることに気づく。広い世の中、「ビジネス書を読むのがシュミ」なんて変わった御仁もいそうだが、100冊のビジネス書より、1冊の書を使うべし。 しかしこれ、厚いんだよね。巨大な辞書といったカンジで鈍器にピッタリ。 もちろん、図書館の期限内で読みきれるはずもなく、痛勤電車に持ち込めるはずもなく、むなしく延長と延滞の日々を重ねてきた。抄訳である「エッセンシャル版」は読んだのだが、ブツ切りの主張が脈絡なく連なっている。 それが、ありがたいことに分冊版が出た。4分冊になっており、その第1巻を読む。おかげで、彼の考えを順番に追いながら、一緒に考え抜くことができる。すこし読むだけで「気づき」が山ほどでてくる。付せん使うなら、全ページに貼るハメになる(ヘタすると1ページに2

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: ドラッカー「マネジメント」はスゴ本
  • 疲れやすい人は「耳」を疑え

    「さいきん、疲れがたまって」はオッサンの常套句かもしれないが、そうとは限らないぞ。ちょっと革新的なことを起こしたので報告する。 わたしの読書タイムは電車内。痛くて臭くて苦しいけれど、外部からの情報をシャットアウトして、に集中する。むしろ、に「逃げこんでいる」のが正解か。スゴに三昧してる間は、親爺の暴力的なワキガも女子高生の暖かい大臀筋も、微風ほども感じない。 ただ、車内放送だけはいただけない。 頭上からガナりたて、混んでいて申し訳ないとか、次の停車駅では1分ぐらい停まるとか、しようもないことをフルボリュームで強制的に聞かせる。しかも切れ目なく延々と。乗客を不愉快にさせることが目的なのであれば、かなり成功しているね。 どうしてもガマンできないので、イヤーマフを試してみる――Peltorという工事現場用のものなんだが、 これが大正解。隣とまともに会話できないレベルが、すべてくぐもって聞こ

    疲れやすい人は「耳」を疑え
    nuit
    nuit 2008/11/27
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 困ったオンナを黙らせる技術

    オンナの取扱説明書。「まだ」オンナに夢や希望を抱いているヤツは読んではいけない。 主としてオフィスに生息する以下のオンナを如何に扱うかを主眼においている。著者に言わせると、次の10パターンすべてのオンナに対応できなければ、「オンナの気持ちが分かる」なんていえないそうな。やっかいながらも愛すべきオンナたちとうまくやっていくためのスキルを磨くことができる。 キレるオンナ しつこいオンナ 逃げたがるオンナ やる気のないオンナ 浮いているオンナ メソメソ泣くオンナ 途中で投げ出すオンナ ひらきなおるオンナ 意地になったオンナ まわりを巻き込むオンナ ■ オンナが明かすオンナの質 とはいうものの、「極端」な事例ばかり並ぶ。書き手は現役の女医さんで、オモシロオカシクするために煽った書き方をしているのは見逃せない。「オンナから見たオンナの裏側」というやつ。 例えば、「オンナの言葉は、その場かぎり」だと

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  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 学力低下の本当の原因

    教育の荒廃が叫ばれている。 学校、保護者、子ども自身、そしてそれらを取り巻く環境――官僚、政治家、教育委員会、地域社会が制度疲労に陥っている。教育亡国論が喧しくとも思考停止と非難合戦、手をこまねいているばかり。教育現場は完全に活力を失っており、責任転嫁の応酬に明け暮れている。 ■ 教育改革の担当者は誰か? 象徴的な例を、いくつか挙げよう。ひとつめは、NHK世論調査(※1)だ。「教育改革の担当者は誰か?」という問いかけに対し、こんな結果が得られた。 注目すべきは、教育のまさに現場にいるはずの「教師」と答えたのが、たった8%ということ。あまつさえ、「父母」と答えたのがわずか2%は情けない。いわゆる「お上」任せである。「教育」は政争の具に貶められ、人質化している。そして、いまどきの教師、両親は、当事者意識を完全に欠如しており、犠牲になるのは子どもたちだ。 ■ 4脚のニワトリ、絵の具でできる「き

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 学力低下の本当の原因
    nuit
    nuit 2008/04/01
    ”「学力低下」の本当の原因は、「学力低下」にしたい人たちがどこにいるのかを探すことで、見えてくるんじゃぁないかと。” 人間ってぜんぜん学習してないんだなー。それこそが教育の成果?
  • エンジニアのモラルを鍛えろ「そのとき、エンジニアは何をするべきなのか」

    エンジニアとしてのモラルを鍛える一冊。 昨今のモラルハザードを嘆くよりも、反面教師としたい。書を通じ、職業人としての倫理の根っこがどこにあるのか内省できる。つまるところ、エンジニアのモラルとは、Professionalism に拠って立っている(と思うぞ)。そいつに気づくか、気づかないかだけのこと。 例えば、タイシンギソー。「住まうわたし」視点からではなく、設計者や現場監督といった「エンジニア」の立場で考え直すと、書がいきなり重たくなる。「IT業界だから」では済まされない。「技術者の倫理と社会的責任」が問われるタイミングは、かなり身近なところにある。 たとえば、プロジェクトを引き継いだらズサンな設計であることに気づいた。直している時間もカネもない。たしかに酷い設計だが、ひょっとすると問題が表面化しないかもしれない。もちろん設計の責任はわたしにあるが、会社は「ほっかむり」を暗に迫ってくる

    エンジニアのモラルを鍛えろ「そのとき、エンジニアは何をするべきなのか」
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: そろそろコンサルタントについて一言いっておくか

    コンサルタントの危ない流儀」はスゴ。身の毛もよだつ暴露ネタだけでなく、優れた(結果ドリブンの?)テクニックをもHackできる。コンサルタントも、そうでない人も、盗みどころ盛りだくさん。 最初にハッキリ言っておく、コンサルタントは、こんなに酷くない。 顧客を財布、しかも巨大な財布だと見なし、知ったかぶりの業界通を気取り、難解な経営用語で煙に巻き、「お客さまと一体となって」嘘八百を並べ、プロジェクトが焦げ付く前にトンズラする―― こんなコンサルタントは、ほとんどいない。 しかし、コンサルタントの手口は、著者の暴露するとおり。なぜ言えるかというと、わたし自身、コンサルタント・ファームとして中の人の経験があるから。面白おかしく脚色してるだけで、やってることはホント(書きっぷりは山形浩生氏に似てる)。 ■なぜ、経営者はコンサルタントに莫大なカネをつぎ込むのか? 従業員の給料を必死こいて削減する一

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  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 松岡正剛の読書術

    をッ!というを検索すると、たいてい千夜千冊に突き当たる。セイゴォ式ウンチクに耳をかたむけつつ、類書を漁る。いわゆる「ソレ読んだら、コレなんて、どう?」的なオススメ。しかも肝をつかみとって教えてくれるので、これだけで読んだ気になれる。 「読書とは編集だ」と言い切るセイゴオ読書術は、なかなか面白い。読書術や読書論は、千夜千冊(全8巻)のあちこちに散らばっているが、特別巻「書物たちの記譜」にまとめられている。中でも、わたしにピクッとキたものをピックアップしてみよう(太字化はわたし)。 ■00 読書の謎 そこ(非線形読書のすすめ)に何を書いたかというと、われわれは読書によって書物にしるされていることを読んでいるとはかぎらないということを告げた。われわれは読書しているあいだに、アタマのなかで勝手な連想や追想や、疑問や煩悶をおこしているわけだから、ごく控えめに言っても読書とは、テクストの流れと自分の

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 松岡正剛の読書術
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 図書館を使い倒すための3冊

    ネットはスゴいが、図書館のほうがもっとスゴい。「知の現場」はインターネットではなく、図書館にこそある―― まだ、今のところ。 ディスプレイの『あちら側』を否定するつもりは毛頭ないが、もてはやし過ぎ。Evangelist ならいいよ、いくら吹いたって。だってそれがメシの種だから。ただし、賭金は横目でチェックしておかないと。 ここでは、図書館を使い倒すための有用なテクニックや知識をご紹介。以下のを参考にした。 ・図書館に訊け!(井上真琴,筑摩書房,2004) ・図書館を使い倒す!(千野信浩,新潮社,2005) ・図書館のプロが教える「調べるコツ」(浅野高史,柏書房,2006) 「図書館に訊け!」はサービスを提供する側、すなわちサーバー側から使い倒しのテクニックが惜しげもなく開陳されている。いっぽう「図書館を使い倒す!」は、クライアント側から図書館を徹底的にしゃぶりつくすための技が紹介されてい

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 図書館を使い倒すための3冊
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか

    タイトルで惹かれて一読、これはイイ! これは使わせてもらおう。 ロジカルシンキングやMECEといった論理的思考ツールは、確かに仕事に使えるまで砥いできたが、肝心の議論に役立ってはいない。あ、いや、「自分の考えを的確に表現し、相手に理解させる」ツールとしては有効だけど、 ・議論が紛糾したとき ・自分の結論へ誘導したいとき ・自分の主張に言いがかりとつけられたとき これっぽっちも役に立たない。「おまえの意見はよく分かったが ── ── そんな話はここでは通用しないよ」 ── SEにはカネのことなんか分からないんだ」 ── 他の人もみんなそうじゃないと言っているよ」 と断言されると、一瞬、どう返していいか言葉に詰まる。議論は黙した方が負け、というルールに従って引き下がらざるをえなくなる。しばらくたって、その「反論」は何の根拠もないことに気づくが、議論はもうあさっての方向へ行っている。 仕事の場に

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