前回の記事では、占い師のCCOを例に挙げつつ、確率論について私の考える所を述べた。具体例には挙げなかったものの、この他にも、初日に役がかけている確率、狂人が人外を囲う確率などは計算が容易く、つまり序盤の局面は確率計算が簡単なので、ぜひとも推理の基本として取り込んでいただきたいところである。 中盤以降に関しては数値レベルで考えても正確な確率を割り出すのは難しいし、たとえ計算できたにしろ、各人の意図が絡んで村が展開している以上、決して単純な数値通りの確率にはならないはずだという意見もよく目にする。 しかしながら、中盤以降の展開でも、例えば狩人の生存に関する問題を考えるに当たっては、確率論は有効に機能し得る。 例えば、X日目に指定が入り、指定先が狩人COをしたとしよう。対抗COがなかったとして、その狩人CO者は真か否か。また、X-n日に死体なしが発生している場合はどうか。 これらケースでは、対抗