つまりはそういうことなのだ。私が認識している谷原京子と、周囲が見ている谷原京子とは少し違う。ひょっとしたら周囲が見ている自分は、私が見せたいと願っている自分の姿でしかなくて、それがなんとか成功しているからギリギリのところで周囲と折り合いをつけられているだけなのかもしれない。 (早見和真『新! 店長がバカすぎて』角川春樹事務所、2022) おはようございます。10日ほど前に『世界は贈与でできている』の著者・近内悠太さんの話を聴く機会がありました。場所は平川克美さんが店主を務める隣町珈琲、テーマは「ケアとエンパシーときどき利他」です。店主がバカすぎて、ではなく、店主が優秀すぎて、そして街場の大学という場を主催しているだいまり(代麻理子)さんも優秀すぎて、もちろん近内さんも優秀すぎて、書店員の谷原京子が『店長がバカ過ぎる』の著者・大西賢也を招いて行ったトークイベントに負けず劣らずの大盛り上がりで