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2008年9月16日のブックマーク (1件)

  • 臨床を教科書レベルに上げてもらわねば困る - NATROMのブログ

    近年、ようやく医療の限界についてマスコミ各社の理解も進んで来たかのように見えるが、それでも十分とはとても言えない。西日新聞の2008年9月13日夕刊に大野病院事件についてのコラムが載った。まず、およそ20年前の福岡県内の公立病院で癒着胎盤のため大量出血で死亡したケースで、民事訴訟で最高裁まで争ったケースを紹介する。20年前は「癒着胎盤はまれなケースだから、医師の過失はない」という理由で遺族の請求は認められなかった。その後、大野病院事件について述べる。 この間、医学は進み、書物に癒着胎盤の記載が増えていた。帝王切開が増え癒着胎盤が増えているからである。医学生向けの「標準産科婦人科学」には「帝王切開の既往があり癒着胎盤が疑われる場合は、輸血確保の容易な輸血部がある施設で、麻酔医の管理下で帝王切開を行わなければならない。胎盤剥離で剥がれない場合や止血不能例では直ちに子宮全摘を行う」とある。 今

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