多数の死体が同時に発見されたり、数は少なくても何日間も連続して死体が発見されるとカエルツボカビ症の疑いが出てきます。しかし、野外でも条件によっては同時に多数の死体が見つかる場合があります。以下におもな事例を紹介しておきます。多数の死体を発見したらこれらの事例に当てはまらないかチェックして下さい。また、オタマジャクシはカエルツボカビ症に感染しても死なないと言われています。 事例1 一部の哺乳類による捕食跡。 アライグマやイタチなどの一部の哺乳類は、カエルを食べるときに丸飲みしないで噛んで、引きちぎるようにして食べます。カエルがたくさんいると、美味しいところだけを食べて、足や卵などを食べ残すことがあります。繁殖に集まっているところを狙われると、たくさんのカエルの死体が残ることがあります。この場合の特徴は、 (1)激しく損傷している死体が多い。 (2)水の中より外の方に死体が多い。 (3)水