FC東京のDFブルーノクアドロス(31)が、正念場で猛アピールに成功した。22日、中央大との練習試合(45分×2、35分×1)にボランチの一角で先発出場し、得意の攻撃参加で価値ある2ゴールを決めた。今季公式戦への出場はわずか2試合。25日のナビスコ杯・東京V戦(味スタ)のスタメンのイスをめぐり、闘争心むき出しの全力プレーで大暴れだ。 「状況は苦しく、厳しい。監督の考えはリスペクトするが、自分としては納得していない。私は助っ人外国人。誰にでも起こり得ることだが、やはり、もっと試合に出たいという気持ちが強い」 ブルーノは苦い胸中を静かに語った。城福監督のメンバー選定に対し、異論を唱えたいのでは決してない。チーム内競争に勝ち、ただピッチでプレーしたい。選手として、わき上がる飢餓感と懸命に戦っているのだ。 気持ちを前面に出した。1本目の26分、カボレのヒールパスを冷静に右隅へ流し込んだ。同44分、