東京が来季新戦力として、ブラジル人のFWエドゥー(32)を獲得することが18日、決定的となった。パワーとスピードを兼ね備えたレフティーで、今季は中国の遼寧で14点決めた。08年にはKリーグ水原でリーグ優勝に貢献し、リーグ選抜としてJ選抜との「JOMOカップ」出場のため来日経験もある。10-11年はシャルケで9番を背負い、日本代表DF内田とプレー。欧州CLにも出た実力者。クラブは来季4-3-3布陣で戦う方針。17点決めたFW渡辺とともに強力攻撃陣でタイトルを狙う。
C大阪が、日本代表招集歴のある東京MF長谷川アーリアジャスール(25)の獲得に乗り出していることが17日、分かった。関係者によると、C大阪の来季監督に就任する東京ポポビッチ監督(46)が、高い技術力を持ち、自身が特徴を把握している長谷川の獲得を強く希望しているといい、近日中にも正式オファーを出すとみられる。 長谷川は今季32試合に出場し5得点。9月にはJリーグ月間MVPを獲得する活躍を見せた。昨年5月のキリンチャレンジ杯アゼルバイジャン戦では、出場こそなかったが日本代表にも招集された。今オフは海外移籍を第1希望としているが、C大阪からのオファーに対しても交渉に応じる姿勢をみせている。 C大阪は攻撃的MFを務めていた元ブラジル代表MFシンプリシオ、FWエジノ、清水から期限付き移籍していたMF枝村が今季限りで退団。ボランチのMF横山も今季限りでの退団が濃厚だ。東京で指揮したポポビッチ氏とともに
東京MF河野広貴(23)が、スペイン2部のサバデルから獲得オファーを受けていることが11日、分かった。同クラブは6月に東京と業務提携を結び、今夏からMF田辺が期限付き移籍している。河野は田辺と一緒に練習参加をした際に高評価を受け獲得を打診されたが、今季は東京残留を決断。だがサバデルが現在リーグ19位と残留争いを強いられ“再ラブコール”を受けた。 河野は身長168センチと小柄ながらボールを持ったときの突破力はチーム屈指。東京から来季以降のオファーを受け契約延長が濃厚。ただ今季先発ゼロで途中出場もわずか4試合にとどまった。河野は「試合に出たい」と話しており、出場機会を望んで期限付き移籍に発展する可能性もある。
大宮の来季監督に、東京の大熊清テクニカルダイレクター(TD、49)の就任が決定的となったことを受け、大宮の鈴木茂社長(60)が5日、「先週会ってオファーを出している。最終の返事はまだ来ていないが、好感触だと思う」と前向きに受け止めた。契約年数などの条件面はこれから詰める。「情熱、規律を厳しくしてくれると思う。ポテンシャルは今季前半に見せられたし、その状態に戻したい」と語った。 一方、大熊TDは「サインはしていない。決断し切れていない」としながらも「僕は現場が長かったからね。現場、育成、運営あってのクラブ。TDの立場になり考えられるようになった」と話した。また、大宮の新GMに水戸の鈴木徳彦強化部長(55)にオファーを出しているが、正式契約には時間を要する見込み。
東京の日本代表MF高橋秀人(26)が、都内公立中学校の教科書に起用されることが2日、分かった。現役日本代表選手としては異例の抜てきとなる。保健体育と理科の2科目で16年からの掲載で検討されており、すでに取材、撮影も済ませている。教科書検定が通れば幅広い若者たちの題材になる。 保健体育では、プロサッカー選手として栄養学の面で語るという。高橋は普段から食事に気を使っている。日々の練習から100%出し切り、試合では90分間走り続けられる体をつくるために、朝食から炭水化物、タンパク質、脂質をバランスよく摂取。生きた教材になる さらに理科では、力の伝わり方のモデルとして、高橋のキックシーンを撮影した。普段から体幹トレーニングを行い、長い手足を使いきれいなキックフォームを持つ。長短のキックを蹴り分ける技術は貴重な資料と言える。 高橋は東京学芸大教育学部出身で、中学と高校の保健体育の教員免許を保持する。
元大分のペリクレス・シャムスカ氏(48=コリチーバ)が14日、東京の次期監督候補に再浮上した。複数の関係者によると、セリエAチェゼーナの元監督であるマッシモ・フィッカデンティ氏(46)に一本化して交渉を進めていたが、ここにきて難航。セリエAの強豪クラブが年末年始の中断期間中に監督交代するタイミングを模索している同氏は、東京の条件を保留したという。 方針転換をした東京は、10月下旬の時点で絞り込んでいたシャムスカ氏を再び候補としてリストアップ。今月初旬にクラブ幹部がブラジルのコリチーバで指揮を執る本人と直接面談を行っている。同氏の代理人はすでに来日しており、順調に交渉が進めば近日中にも合意に至る。実現すれば、大分で指揮を執った09年7月以来4年半ぶりのJ復帰となる。
東京が次期監督としてイタリア人のマッシモ・フィッカデンティ氏(46)に一本化したことが12日、分かった。同国セリエA関係者によると、交渉を進めている段階で、条件面が整えば近日中にも合意する見込みだという。同氏はかつて自身がプレーしたベローナなどで攻撃的サッカーを展開。10年には日本代表DF長友が所属したチェゼーナで指揮を執り、セリエA残留に成功させた。 今季、成績のふるわないラツィオの監督候補に挙がるなど、イタリア国内でも評価は高い。東京は、現在指揮を執るポポビッチ監督の今季限りの退任決定後、元大分のシャムスカ氏らとともにリストアップ。今月に入ってからクラブ幹部がブラジルと欧州で直接面談を行った上で一本化した。現実的な金額を提示して、誠実な交渉を重ねており、決定すればJ初のイタリア人監督が誕生する。
東京が三段階守備で「柿谷包囲網」を張る。今日10日にC大阪とホームで対戦する。相手はFW柿谷が最大の得点源。封じるために先陣を切るのはMF米本拓司(22)だ。米本自身、柿谷のすごさは身をもって知る。07年U-17W杯に日本代表としてともに出場。1歳年上の柿谷のうまさに「化け物かと思った」というほどだ。 「当時はドリブルが多いイメージだったけど、今は裏に抜けるし、ゴールに貪欲、守備もする。すべてレベルアップしている。裏を狙ってくるから、そこに蹴らせないようにするのが大事。自分は前にいってロングボールを蹴らせない」。中盤でプレッシャーをかけ、柿谷へのルートを未然に寸断。ただ、すべてを防ぐのは困難。だから後方で「日の丸」勢が待ち受ける。 つぶし役のDF森重真人(26)がマンマークで襲いかかれば、最後方ではGK権田修一(24)が立ちはだかる。権田は「DFのところでリスク管理をするのが第1。でも突破
東京の日本代表DF森重真人(26)が「柿谷封じ」に自信を見せた。C大阪戦(10日)でのキーマンは、間違いなく同代表FW柿谷。今季J1で17点決め、10月の東欧遠征ではともに参加した。現在の代表は海外組が主流ではあるが、Jでマッチアップが実現。合宿中の練習で、何度も対戦した森重は「裏ですよね。思っている以上にスピードがある。1歩2歩先に動けば対応できる」と肌で感じた特徴はとらえている。 東欧遠征では影を潜めて無得点だったが、裏への飛び出しには「イメージとしてC大阪の選手は、代表よりも柿谷のことを見ている」と、出し手であるMF山口、扇原との連係も警戒。当日は、クラブ関係者によると「柿谷効果」でチケットはすでに4万枚を売り上げており、今季最多動員が期待される。森重は「柿谷効果はすげーな!」と驚きながらも、動員の恩は完封で返すつもりだ。
東京は30日、都内で取締役会を開き、来季の後任監督候補を正式に絞った。現在指揮を執るランコ・ポポビッチ監督(46)の退任決定後から浮上していた元セリエAチェゼーナ監督のマッシモ・フィッカデンティ氏(45)、大分で監督を務めたペリクレス・シャムスカ氏(48)らを中心に今後本格交渉していく。近日中に強化担当者がブラジルと欧州へ渡る。クラブ幹部は「いい報告ができるようにしたい」と話した。
武田信玄のお膝元・甲府に乗り込む東京が「風林火山」のごとく2つの陣形を使い分ける。今日27日のアウェー戦に向け、通常の4-2-3-1と3-4-3の両パターンを練習してきた。今季、3バックの相手に対しては、試合の途中で変更してきただけに“風”のごとく素早くできる。MF米本は「4バックが合わなければ3バックにすればいい。どっちでもできる」と自信を見せた。監督の指示があれば“林”のごとく静かに移行。一方でMF高橋は「ダイナミックに相手の脅威になるところを意識的に狙うことも大事」と“火”のような攻撃も辞さない。もっとも、変更した際にはセンターバックを任される。「ボールと自陣ゴールを結ぶ最短距離に入って守る」と、ゴール前では“山”となって立ちはだかるつもりだ。
<J1:東京2-0新潟>◇第29節◇19日◇味スタ 東京DF太田宏介(26)がクラブ史上最多となる直接FK弾を決めて、勝利をもたらした。後半8分、ペナルティーエリア外の位置で得たFKを、1度はMF東が蹴るふりをしてスルー。壁がずれたところを、太田がゆっくり蹴りこんだ。先制となる今季3点目の直接FK弾は、意外にもクラブ史上シーズン最多記録。太田は「自分でゴールを決めた試合で勝ったのは初めて」と、2試合ぶりの勝利を喜んだ。 今季途中からキッカーに抜てきされた遅咲き。今季ゴールをマークした2試合はいずれも引き分け。それだけに、絶好のチャンスに東に対して「自分がいく」と名乗り出て、決めた。この日、台風26号による伊豆大島の甚大な被害を受け、選手全員が喪章を付けて出陣した。太田は「同じ都民として、僕らはサッカーで勇気づけることしかできない」と話した。
<親善試合:日本0-1ベラルーシ>◇15日◇トルペドジョジノ 格下ベラルーシに敗れ、東欧遠征を2連敗で終えたザックジャパンの中で、「新戦力組」がわずかな収穫になった。1点を追う後半6分から出場したDF森重真人(26=東京)は投入と同時に3-4-3への布陣変更にも柔軟に対応。3バックの右サイドで時折攻め上がり、セットプレーから持ち前の高さでチャンスも演出した。MF山口蛍(23=C大阪)は同24分にMF長谷部誠(30=ニュルンベルク)と交代で途中出場し、中盤で激しいあたりを披露。存在感を示した。日本協会の大仁邦弥会長も「(山口)蛍と森重が明るい材料」と話したほどだった。 試合後は森重は「試合に出ることで3バックがどういう感じかが分かった」と明言。山口は「外から見ていて細かくつなぎすぎていたような感じで、もっとシュートを打てばいいのにと思った」と不振のチームへの感想を口にした。
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