<この男だけはどうしても公正に裁けないと言って、陪審員選びから落ちる候補が続出。その理由は> アメリカで「最も憎まれる男」マーチン・シュクレリの裁判の陪審員選びが、難航している。 今週月曜、連邦犯罪の証券詐欺罪で2015年に逮捕されたシュクレリの裁判の陪審員選びで、多くの候補者が、シュクレリが有罪か無罪かとても公正な判断はできないと言い、悪態をつく。 シュクレリはチューリング製薬のCEOだった2015年に、HIV(エイズウィルス)患者にとって生死を分ける治療薬「Daraprim(ダラプリム)」の価格を55倍に引き上げて大儲け。患者の負担が大幅に増すことから、世論に激しく非難された男だ。 ニューヨーク・ブルックリンの裁判所で行われた陪審員選定では、選考初日にして100人以上の候補者が落とされた。 選考のなかで、候補者の1人はシュクレリを「強欲そのもの」と呼んだ。「アメリカで最も憎まれる男」と
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