カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件に絡む贈賄側への証人買収事件で、収賄罪で起訴された衆院議員の秋元司被告(48)=自民を離党、保釈中=が証人を買収するよう指示した疑いが強まったとして、東京地検特捜部は20日にも、組織犯罪処罰法違反(証人等買収)容疑で秋元議員を取り調べる方針を固めた。特捜部は、秋元議員が自らの裁判を有利に進めるために証人買収を計画した可能性があるとみている。 また、特捜部の調べに対し、贈賄側にうその証言をするよう働きかけたとして同容疑で逮捕された会社役員の淡路明人容疑者(54)が「秋元議員から証人買収を依頼され、指示を受けた」との趣旨の供述をしていることも関係者への取材で判明。秋元議員は今年2月の保釈後に淡路容疑者と度々面会していたという。秋元議員は朝日新聞の取材に「一切関与していない」と話していた。 秋元議員は2017年9月28日、中国企業「500ドッ