【12月11日 AFP】香港の裁判法院(簡易裁判所)は11日、今年6月に解散した香港独立支持団体「学生動源(Student Localism)」の鍾翰林(Tony Chung)元代表(19)に対し、中国国旗を冒涜(ぼうとく)した罪と違法集会の罪で有罪判決を下した。鍾氏は、香港国家安全維持法(国安法)違反で起訴された初の政治活動家。 鍾氏は昨年5月に香港立法会(議会)前で行われたデモの際、もみ合いの中で中国国旗を地面に投げ捨てた行為について有罪とされた。判事は「公然と国旗を汚した被告の行為は、論外だ」と述べた。 鍾氏は10月末に、在香港米総領事館に面した喫茶店で私服警官に逮捕され、現在まで勾留されている。香港警察が逮捕に動いた理由をめぐって、鍾氏が米国亡命を計画していたからだとの臆測がある。 中国国旗の冒涜と違法集会の罪は、それぞれ最高で禁錮3年と5年に相当する。鍾氏は罪状を否認している。量
麻薬入りの医療用鎮痛剤オピオイドの中毒問題に加担したとの批判が強まる中、コンサルティング大手マッキンゼーは製薬企業パーデュー・ファーマに対するコンサルティングは自社の基準を満たしていなかったことを認め、徹底的な内部調査を行うと発表した。証拠文書が削除された可能性も調査するという。同社としては異例の対応といえる。 世界で最も権威あるコンサルティング会社マッキンゼーが強烈な批判にさらされるきっかけとなったのは、ニューヨーク・タイムズによる11月の報道だ。マッキンゼーはパーデューの医療用鎮痛剤「オキシコンチン」の販売を「ターボがかかったように加速させる」方法を検討し、過剰摂取となる量のオキシコンチンを患者に販売した医薬品販売業者にリベートを支払うよう提案していた、とニューヨーク・タイムズは報じた。 これを受けて民主、共和両党の議員からはマッキンゼーに対する調査を求める声があがっている。マッキンゼ
東京都の新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は12月12日に過去最多となる621人となり、まだ第3波の流行は収まる気配がありません。 医療体制の逼迫状況、都内の感染状況について紹介します。 東京都の新型コロナ患者数の状況東京都における新型コロナ新規感染者数(東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイトより) 東京都の新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は11月上旬から下旬にかけて急激に増加し、11月下旬以降は増加ペースは緩徐にはなったものの未だ減少には転じておらず、本日12月12日には過去最多となる621人となりました。 東京都における新型コロナ入院患者数(東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイトより) 東京都における新型コロナ重症患者数(東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイトより) 都内における入院患者数、重症患者数も高止まりのまま推移しており、医療現場の逼迫は続いています。 す
元「ミスター慶応」ファイナリストの名前が再び報じられたのは、11月20日のことだった。20代の女性に性的暴行を加えたとして、元慶大生・渡邉陽太容疑者(24)と光山和希容疑者(24)が、強制性交の疑いで埼玉県警に逮捕されたのだ。 渡邉容疑者のわいせつ関連での逮捕は実に6回目。彼の素性と、もっとも影響を受けたという祖父への取材を報じた「週刊文春」2019年1月3・10日号の記事を公開する。なお、記事中の年齢、日付、肩書などは掲載時のまま。 ◆ ◆ ◆ 「ミスター慶応」ファイナリストが“人生の師匠”と崇める祖父は、「週刊文春」の取材に対し、計19回にわたり、こう叫んだ。 「あいつは死んだほうがいい!」 携帯電話解析で余罪が次々と明るみに 慶応大学経済学部2年生・渡邉陽太容疑者(22)が逮捕されて約3カ月。社会部記者が事件を振り返る。 「事件が起こったのは2018年9月29日の明け方。渡邉は酩酊状
感染再拡大、旅行が原因 英、遺伝子解析で結論―新型コロナ 2020年12月10日20時34分 英スコットランド自治政府のスタージョン首相=8日、エディンバラ(AFP時事) 【ロンドン時事】英スコットランド自治政府のスタージョン首相は9日の記者会見で、今夏以降の新型コロナウイルスの感染再拡大は旅行が原因だったと発表した。英科学者チームがウイルスの遺伝子配列を解析した結果、夏季の旅行によって英国内外からウイルスがスコットランドに持ち込まれたと結論付けた。クリスマス休暇を前に、不要不急の旅行の自粛を住民に改めて呼び掛けた。 日本、脱コロナは22年4月 ワクチン接種出遅れ―英調査 感染拡大中の日本では、政府が推進する観光支援策「Go To トラベル」をめぐり、菅義偉首相が「感染拡大の主要な要因とのエビデンス(証拠)は存在しない」と主張している。スコットランドの調査結果は日本の議論にも一石を投じる可
◇目次◇ 思想の言葉………南川高志 〈総説〉複眼的時代区分論………金澤周作 西洋古代史の時代区分と「古代末期」概念の新展開………南雲泰輔 長い中世について――ル・ゴフの問題提起とその後の展開………江川 溫 西洋近世史研究の70年………岩﨑周一 ジェンダーの視点からみたヨーロッパ近代の時代区分………姫岡とし子 「同時代」と歴史的時代としての「現代」………小野沢 透 時代区分に抗して――コゼレックの複合的時間性の理論………ヘルゲ・ヨールハイム グローバルリスク・ガバナンスとその限界――グローバルヘルス事例とサイバーセキュリティ事例の比較分析………城山英明 世界への導入としての教育――反自然主義の教育思想・序説(4)………今井康雄 ◇思想の言葉◇ 二一世紀の歴史学と時代区分 南川高志 平成から令和へと元号が改められた。改元前後の時期には、テレビ番組や新聞で「平成」がいかなる時代であったかを論じる
「その誕生とともにあらわれた人類の本質的問題のひとつが、地上の時間の支配であった」、「人類は、みずからの進化を包んでいる時間を支配したいという欲望、必要性を抱いている」と、人間の本質の一つとして「時間の支配」への希求が明記されています。これらの文章は、フランスの歴史家ジャック・ル=ゴフ著『時代区分は本当に必要か?-連続性と不連続性を再考する』(以下<時区>と表記)のなかで、前者は「序論」、後者は「おわりに」、いわば最初と最後のところにおかれているのです。 ル=ゴフは「時代区分」という問題の前提として、私には噛みきれない言葉ですが、「時間の支配」というものに言及しているといえます。つまり、人間は日常生活の時間を「暦」によって支配することができたけれど、暦が定義する円環的な一年周期の時間をこえた、より長期の時間を考えるのには有効ではなく、未来までは難しいとしても、長い過去(長い持続)を支配する
知事からのメッセージを紹介します。 令和2年12月10日のメッセージ 新型コロナウィルス感染症対策(その44) ‐大阪が危ない。日本も危ない。‐ コロナの流行はとどまるところを知らず、今回の第3波は、特に高齢者に感染者が多く出たためもあって、重症化する人や亡くなる方も、第2波の時とは大いに違って、大変多くなっています。 特に大阪の感染はひどく、重症者も多いので、大阪の重症病床は、満床に近づいて、このままだと医療崩壊というところに来ています。 大阪は吉村知事が、キャッチーな宣言を出したり、住民に行動の制約、自粛を呼びかけるだけの人とは違って、保健医療行政の指揮官としても熱心に動いているように見えるし、その一環として、既存病院のコロナ中等症専門病院への改変や、医療体制の整備、重症者専用病院の建設などにも意を用いてきていただけに、大変お気の毒だと思います。 大阪府からは、ベッドがあっても看護師が
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