M7で後発地震注意 内閣府、備え呼び掛けで枠組み―日本・千島海溝地震 2021年12月21日14時20分 岩手県陸前高田市内の補助幹線道路。海から高台方向の南北に伸び、避難道路として幅の広い歩道も設けられている=3月 日本・千島海溝沿いでマグニチュード(M)7以上の地震が発生した場合、巨大地震が続発する恐れがあるため、内閣府は住民らに注意喚起する仕組みを整える。避難経路や備蓄などの確認を呼び掛け、意識を高めるのが狙い。南海トラフ巨大地震対策で国が発表する「臨時情報」を参考に、枠組みを検討する。 冬発生なら被害甚大に 「避難先で凍死」リスクも―日本海溝・千島海溝地震 内閣府によると、1904~2017年に世界で起きたM7級の地震1373回のうち、発生から1週間以内にM7.8以上の地震があった事例は10回あった。 このうち日本・千島海溝沿いは2回。11年に東日本大震災を引き起こした東北地方太平