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ブックマーク / book.asahi.com (2)

  • 「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 iStock.com/vivalapenler 書籍情報はこちら 「周辺」から世界の歴史を見る 植民地など、「周辺」とされる地域から世界の歴史をみようとする立場は、いわゆる世界システム論をはじめとして、いまではそれほど珍しくはない。そうした見方は、学問的にも市民権を得ているといえる。しかし、ほんの半世紀まえには、そうした立場は、まともな学問とはみられないものでもあった。先頭を切って、この困難な局面を切り開いたひとりが、書の著者エリック・ウィリアムズである。 トリニダード・トバゴの郵便局員の息子として生まれたウィリアムズは、秀才の誉れ高く、周りの期待を背負って、宗主国イギリスのオックスフォード大学に送りこまれた。古典学を専攻した彼は、抜群の成績で卒業したものの、当時のイギリスには─―というより、日をふくむ世界には─―、西洋文明の根源にかかわる古典学、つまりギリシア語やラテ

    「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂
    nunux
    nunux 2020/09/10
  • 書評・最新書評 : 世界からバナナがなくなるまえに―食糧危機に立ち向かう科学者たち [著]ロブ・ダン - 佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■広がる単一品種栽培への警鐘 警告の書だ。世界中から糧がなくなるかもしれない。作物が病気で全滅するかもしれない。 現在栽培されている作物の多くは単一品種になっている。ジャガイモ、カカオ、バナナ、コーヒー、キャッサバ、そしてべ物ではないけれどゴム。どれも野生状態なら何千という品種があったのに、今は世界中でほぼ一種類だけの品種が栽培されている。経済性を追求した結果である。 それが病気にやられたら、世界の糧事情は壊滅的打撃を受ける。一九世紀アイルランドのジャガイモ飢饉(ききん)を思いだそう。百万人以上の命が失われた。そして先に挙げた作物の多くは、同じような事態をすでに経験している。 世界中の農民や研究者たちは、病原体から作物を守るために、血の滲(にじ)むような努力を続けてきた。病原体の天敵を放す。さまざまな種類の種子を保存しておく。農家の情報をSNSでつないで病気対策を支援する、などなど。

    書評・最新書評 : 世界からバナナがなくなるまえに―食糧危機に立ち向かう科学者たち [著]ロブ・ダン - 佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    nunux
    nunux 2017/10/02
    植物育種 遺伝的多様性 遺伝的脆弱性
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