理工系の学部に進めば,電気回路やら制御工学やらいろいろなところで出てくるラプラス変換. 私の所属するロボティクス学科では2回生前期の微分方程式の授業で出てきました わかってしまえばシンプルな概念なのに,意外とわかっていない人が多いのも事実なんですよ. そんな人たちのために,一旦まとめてみたいと思います! ラプラス変換って何? とても簡単に説明すると,時間\(t\)の関数と複素数\(s\)を行き来するための変換です. 私達が実際に生きているこの世界は,時間の経過によって様々なものが変化するため,時間の関数となって表現できるものが多いわけです. 様々な微分方程式などを解こうとすると,処理がめんどうな数式が現れます. 処理がめんどうならば,それを簡単に処理できる形に変形できればよいのではないかと考えた方がいました. つまり,時間\(t\)の関数のまま計算するととても複雑になるため,それをラプラス