<韓国でもソウル大学の女子学生は長らく2割以下だったが、2000年代の入試制度の変更で4割に増えた> 寝る前のリラックスした時間帯に、アメリカの時事問題風刺番組をYouTubeでいくつか見るのが日課になっている。米政治の雰囲気も分かるし、なにより面白いからだ。 その中に南アフリカ出身のコメディアンで、毎月約7000万人が視聴するトレバー・ノアという人がいる。2月上旬、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(当時)による「女性蔑視発言」が、ノアの政治風刺の題材として取り上げられたときには、本当に世界的な大ニュースになってしまったな、とため息が出た。 既に多くの人が指摘していることだが、森氏の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」という発言は、そもそも日本の重要な理事会や役員会に女性が半数近くいることが普通であれば出ないはずだ。 女性のリーダーシップ人材について考えると思い出