客家の原像という新書によれば、彼らの源流は客家にある。李氏の族譜は中国古代の五帝の一人、少昊の後裔の理征にさかのぼる。理征は司法を担当していたが、裁判で手心を加えることを拒んだために殺され、妻は追われる身となり、すもも(李)を食べて生きながらえた。そのため、すももに感謝して、理から李に名を変えた。宋代になりモンゴルの南進を避け福建省に移り、李火徳の三男李坤培の子孫李崇文が1686年、台湾に渡りそれから4代目が李登輝。李坤培の子供が広東省梅州に入り、大埔県大麻塘渓郷に移り住んだ。これがリー・クァンユー一族。リー・クァンユーの祖父李進坤がシンガポールに移り住み、ジャワ島の砂糖王黃中涵の運輸関連で働き後に、代理権を取得、貿易で財を成した。 父は石油企業SHELLで働き英語を話し、比較的裕福な家庭でリー・クァンユーは育った。両者とも客家を源流としているが、共に客家語は喋れず、リー・クァンユーの場合