世界の批評家たちが絶賛し、ベルリン国際映画祭にて最高賞にあたる金獅子賞を受賞しながらも、その内容から賛否両論を巻き起こしている問題作『ジョーカー(Joker)』 この映画を観る前、ネットでは「観るとしんどくなる」「辛い」「哀しい」「メンタルが不安定な人は観ない方が良い」「デッドプール助けに来て欲しい」「『HiGH&LOW THE WORST』と連続して観るとテンションの落差で風邪引くか、温冷交代浴みたいなのでととのう」などなど、どちらかと言うと気持ち良くなる映画ではなさそうな感想が目立ち、アメリカでは『ダークナイト ライジング』で実際に銃乱射事件があった過去もあり、荷物検査や、「子供に見せないように」と警告があったりする物々しい雰囲気の中での映画公開となった。 正直、私もわざわざお金払ってまで鬱になりたくないので、あまり乗り気じゃなく観た映画だったが、これが本当に今年観た映画の中でもダント