中央区は本年度修正を進めている地域防災計画に初めて、津波発生時の具体的な避難計画を盛り込む。東日本大震災を受け、都が新たに出した被害想定で区内にも浸水地域が出ると予測されたため。 都は四月、過去の記録で都内に最も大きな津波被害をもたらしたマグニチュード8・2の元禄型関東地震(一七〇三年)をモデルに、津波の高さや浸水地域を予測。津波が満潮と重なって水門が閉まらなかった場合、中央区の佃、月島、勝どき、浜離宮庭園で浸水の恐れがあり、建物被害は全壊三十九棟、半壊四百六十七棟と想定している。 区は住民のいない庭園を除いた地域に加え、隣接する豊海町も避難対象地域に指定。マンションのように耐火造建物の住民らは、二階以上に避難する。木造二階建て住宅の住民らは、最寄りの小学校など指定の区施設に避難する。避難対象地域の人口は昼間が四千三百十五人、夜間は四千二十人。
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