さいたま市教委はNTT東日本埼玉支店、NTTスマートコネクトと組み、オンライン上の3Dメタバース(3次元仮想空間)を活用した、不登校の児童生徒への支援を始めた。児童生徒は自身のアバター(分身)を操作して仮想空間内の学校に〝登校〟。円滑にコミュニケーションが進み、学びへの効果も期待されている。 同市教委などによると、オンライン上の「不登校等児童生徒支援センターGrowth(グロウス)」に参加する265人が対象で、これまでもオンラインを通じ学習などの指導を受けていた。 今回の3Dメタバースでは、立体的な空間内で臨場感のあるコミュニケーションが可能になった。児童生徒たちのアバターは仮想空間内の学び舎に設けられた教室やアクティブラーニングルーム、集会所などを利用。教諭や他の児童生徒らとともに学ぶ場にしていくという。 アバター同士で音声通話で会話できる。内容に応じて、アバターの表情が変化する仕組みで