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  • 夏の昆虫たち その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 夏。 昆虫たちが活発に活動してる季節です。 人間はね、だるそうにしている人が多いですけれどね。 昆虫たちは元気に飛び回る一方、あちこちで亡くなっている姿も見かけます。 中でもアオドウガネが、よく亡くなっているようです。 アオドウガネとは道端でひっくり返っている緑色の昆虫です。 アオドウガネも熱中症なのでしょうか? 優しい人は踏まれないよう、路上で弱っているアオドウガネを発見次第、自宅で保護してあげているそうです。 素敵ですね。 素敵じゃない私は、彼らがあまりにも道端で亡くなっているので、どれだけ亡くなっているのかつい、数えたくなってしまう。 ※苦手な生物についてのお話 「イチ、ニ」 前に住んでいた町の商店街では、結構な数のアオドウガネが路上で亡くなっていました。 「サン、シ」 商店街で人通りが多いため、

    夏の昆虫たち その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/08/08
    虫けら、螻、おけらだって生きている。寿命が短いと尊重されないですね。食糧不足に備えて昆虫食が研究されていて、アジアではとっくに食べてますけれど、アオドウガネも食用になるのかしら
  • 姉妹 その3 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 トビーくんは探し物の途中、ポ村に現れた知り合いだという女性に出会います。 覚えていないトビーくんは訝しみますが、女性が語るトビーくんの情報は正確なようでした。 「トビーくん、キッズ用コスメいらない?」 「こすめってなんだ!?毒薬か?」 「あげたい女の子いないの?」 「なにぃ。最強なのは男の子だっ!女の子は守ってあげなくちゃいけないものだっ」 「やだなぁ。ちっちゃい昭和男!ドキッとしちゃうこと、突然言うなよぉ」 「ドキってなんだ?心臓悪いのか?」 「ふふ、またそんなこと言って。2年前の5月15日の話していい?トビーはさ、好きな女の子の話してたよ。おゆうぎ会で手をつないだって、みんなに自慢してたんだから」 「なにっ?好きな女の子なんていないよ!」 「2年の歳月を経て、そういう話は恥ずかしくなっち

    姉妹 その3 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/08/01
    ポ村の栄養剤はさすがだわ。この猛暑で猫草が育たないのでうらやましいけれど、あっという間に草むらになりそう。でっかいタケノコは難しいですわね
  • 姉妹 その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 トビーくんは探し物の途中、ポ村に現れた知り合いだという女性に出会います。覚えていないトビーくんは訝しみますが、女性が語るトビーくんの情報は正確なようでした。 「でも大きくなったね。うーん…2年前から身長は10センチ以上は伸びてるかな?当時は幼稚園生だったね」 「う!なぜそれを!いやいや、トビーが何歳かなんて、見ればなんとなく分かるもののはず…」 「きみは今もちっちゃいけど、もっとちいちゃくて。その時、丁度お昼でさ。トビーは、ママにご飯べさせてもらってたよ」 「なんだそれ、うそをつくな。幼稚園生だったら、もうご飯くらい一人でべれてたよ。やっぱりうそつきだ!」 「うそじゃないよ。トビーはね。その時ハンバーグをべてたよ。デミグラスソースの。美味しそうにしてた。きみ、ハンバーグ好きでしょ?」

    姉妹 その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/07/25
    トビー君、しっかりしているわ。何を言われても、きちんと考えて、矛盾をついている。これじゃあ、誘拐されたりしないわね、おばちゃん、安心したわ
  • 姉妹 その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら あたしの前ではいつも斜め後ろ向いちゃって、ロクに顔も見せてくれない女。 なんだかんだでそんな姉に会わなくなって今日で、ちょうど半年。 親ならまだしも兄弟というのは、親元を離れるとあまり会わなくなるものらしい。人によっては、ほとんど縁切り状態になっている人もいるという。 特にうちは母親が違うし、一緒に住んでいたのもそう長いわけじゃない。 それでも思い出はたくさんあるけれど。 母親違いで1歳下の妹って、そりゃ複雑だよね。 まぁ、あの子はその辺に関しては、なんとも思ってなさそうだけど、世間的には…そういうのはね。 だけどあたしはあの子…姉に会いたいのさ。 当は連絡だって毎日したい。 このままだと会うことないまま、今度は1年を迎えてしまう。そのあとは、会わない生活が当たり前になっていきそうで、それが怖い。 「

    姉妹 その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/07/22
    トビー一家、お初だわ。三角帽子をかぶっていないトピー君、2年前はまだおぼこかったのね
  • パティスリーマルズ その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 パティスリーマルズにケーキを買いに来たUSAさん、そしてきのこさん。パティシエのマルズさんが、ひょんなことからお手伝いのりーちゃんの為にパンケーキを作ってあげることになったのですが、パンケーキに合わせるハチミツの瓶が硬くて開かなくなってしまったようです。 「瓶が開かない?そっか。蜂蜜とかジャムって一回開けると、開けづらくなるのよね」 ケーキを買いに来ただけのUSAさんですが、何となく申し訳ない気持ちがあったため、ハチミツの瓶を開けてあげることにしました。 というかこのメンバーの中では、USAさんが一番腕力がありそう。 「USAさん、おねがいします!」 「うん?確かに硬いわね」 「がんばって」 「うっ、うくくくっ」 「もうちょっと、もうちょっと」 「う~~…いや、これ無理!かったっ!ケンシロウ

    パティスリーマルズ その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/07/16
    握力がないので、ペットボトルのキャップですら温めてましたけれど、100均でキーホルダー型のオープナーを買って、ウイスキーのボトルにかけてますわ(笑) マルズさんはホットケーキもおいしんでしょうね、厚焼きだし
  • パティスリーマルズ その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 森の中に佇んでいるのは、まるで生クリームみたいなパティシエ・マルズさんが営むスイーツショップ。 ナッツやフルーツ、野菜等を使用したケーキを中心に扱っているお店です。 もうすぐ、営業終了の時間。 ケーキはもうあと一つで完売。 パティスリーマルズはポ村で人気のスイーツショップのため、閉店時間までケーキが残っていることは珍しいのです。 スタタタタタッ マルズでお手伝いをしているこちらのちびっ子は、りーちゃん。 将来はお菓子屋さんになるのが夢なのだそうです。今日は一日、お店のお手伝いをして空腹状態みたい。 そんな二人にマルズさんは、優しく語りかけます。 「あと5分我慢してくださいね。そしたら余ったケーキ、べて良いからね」 りーちゃんとどんぐりさんは、お仕事を手伝ったご褒美としてケーキが余った日は、そのケーキを

    パティスリーマルズ その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/07/12
    閉店時間ギリギリはお店でも病院でも美容院でも気を使いますけど、こんなにもポロポロ悲しい店員さんがいると、かわいくて大笑いしてしまうわ。楽しみにしてたんだもんね、仕方ないさ
  • 関節を鳴らしたい - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 神社の鈴の音、一度でいいから上手に鳴らしてみたい。 車のクラクション、何も気にすることなくプップと鳴らしてみたい。 そして… “パキッ“ 腰に違和感を感じた時、ひねって関節を鳴らしてみたい。こうして時折、腰に生じた違和感を、解消したくなるのです。 ”パキィ” ただ音が鳴っているだけなのに、この音が鳴ると気持ちがよく、ずれていた関節が元に戻った気持ちにすらなる。 ずれが生じていた人間関係だって元に戻るような、そんな気持ちにだってなれちゃいます。 ストレッチをして悪くなった血行をほぐす…ついでに腰の関節も鳴らしちゃう。 ポいもは元来不器用で、口笛を上手く鳴らせないし、指パッチンも上手に鳴らせない。でも腰の関節だけは”パキッ”っと鳴らせるのです。器用とは関係ないですけどね。 これはもう履歴書の長所欄に書いても

    関節を鳴らしたい - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/07/06
    腰は鳴らねぇ。鳴るのは首だけですわ。子どものころ指を鳴らすと太くなるとは言われましたけれど、腰や首も太るのかしら
  • ミツバチの暮らし その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 「ママ!おはよう」 「おはよう。今日もお仕事頑張ってね」 「はい!」 毎朝お仕事前に、ママにしっかり挨拶するのが、我が家の大切なルール。うちは家族が多いから、一日一回以上は必ずママに顔を見せることになっている。 ママはもちろん、他の家族も大好きだし、お仕事するのだって楽しい。生まれたばかりの赤ちゃんたちの為に、お花の蜜を集めるのはやりがいを感じてる。 けどね、ちょっと忙しいなって思うときもある。 アタシたちの勤務時間は一日6~8時間。 残念ながら休日はなし。 お姉さんになってまず、最初に行うのがお部屋のお掃除。そのあとは子育て、おうち作りや修復、そして花粉をつぶして蜜を運ぶ作業へと仕事内容は変化していく。 今はようやくお外に出て、お花の蜜から料を調達してくるお仕事になった。 この人はアタシたちのビッグ

    ミツバチの暮らし その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/06/27
    幼虫をこんなかわいい赤ちゃんに描けるなんて、素敵だわ。ポ村の蜂さんの絵も大好きだけれどね
  • 軽減税率制度 その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 「ええと、今度はチークの色、何にしようかな?あたしは肌の色的に、青みがかったピンクかな?でもなぁ。微妙そもそも似合う色と好きな色が違う人って、みんなどっち優先して買ってるのかしら?あ、そうだ。コスメだけじゃなく、アクセも欲しいんだった。ルームウェアも新しいの欲しいしなぁ…あぁ、節約しなくっちゃだわ」 まゆさんはUSAさん宅で、彼女の荷物を受け取るため、お留守番中。買い物に行っているUSAさんの代わりに、にゃこさんといっしょに帰りを待っているのです。 2019年10月1日からスタートした軽減税率制度。 今回は、その少し前のお話となります。 「USAおかえり。荷物受け取っといたよ…って何?その大荷物」 「買い溜めよ、買い溜め。消費税が上がる前にね。節約して買いたいものがあるからさぁ。欲しい物ってどうしてこう

    軽減税率制度 その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/06/18
    日本を養うために必要なお金とは言いえて妙。日本は大きく育つというよりも無駄に太ってしまいましたね。不摂生ばかりしている私と同じだわーーーー!
  • 内臓脂肪減少薬 その11 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 英会話を勉強中のあかりさん。最近自分の体型が気になってきていた。それなのに学生時代の同級生、藤島恭平に「丸くなったな」と言われ、落ち込んでしまう。あかりさんの後輩、小林柚月も人の注目を集めたいため、細くきれいになろうと薬の力を借りる。 職場 「え?あ…」 「藤島さん」 藤島さんが外国の方の対応に戸惑ってる。どうしよう、あたしも対応できない。あたしが助けてあげられるとしたら人を呼んでくることくらい。このお客さま、よく見かける外資系のお得意さまだよね。えっと、どこの課が担当なんだっけ? あ、佐藤さん。 担当の人、誰か知ってるかな。 え? 薬局 「でもさ、まゆちゃん。メイク変えたり爪をきれいにしたのを気づいてくれるのはうれしくない?」 「そうだね、せっかく可愛く

    内臓脂肪減少薬 その11 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/06/09
    年とともに痩せなくなるし、医師も弱くなるし、食欲も減りゃあしない。こんなに痩せたい人がいっぱいいるし、中国の痩せ薬で死者もだしたりしているんだから、日本の製薬会社もっと真剣に痩せ薬を研究してほしいわ
  • 内臓脂肪減少薬 その9 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 外見を磨くのに命をかけているあかりさんの後輩、小林柚月は内臓脂肪減少薬を母親に買ってもらい手に入れていた。 そんな中、困っている様子のまゆさんとてんまさん。 「どしたのにゃ?」 「このままじゃ当に薬が必要な人に、処方できないんだよ」 「ダイエットしたい人、多いんだね。だから薬を制限されちゃうんだよね」 「それ、にゃこが解決してあげられることにゃろか?」 あかり家宅 「使えそうにない…」 屈辱の一言 くっそー痩せたいなぁ。悔しいなぁ。でもご飯べたいなぁ。やっぱり腹巻巻いてやせ薬買いに行こうかな? 「ねぇ、ねこロボットのエルトンさん。あたしにチャチャっとやせ薬出してくれたりしない?」 エルトンをじっと見ていたら、服に何かカードのようなものが挟まっていること

    内臓脂肪減少薬 その9 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/06/02
    数か月、食事制限しているのにまったく痩せない。太ると糖尿とかいろいろな病気が出てくるんだから、痩せる薬があるなら、出してくくればいいのに、糖尿病のやせ薬はお願いしても出してくれないのよね
  • 内臓脂肪減少薬 その8 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 体型を気にし始めたあかりさん。しかしダイエットはつらいので、同僚のひかりさんに相談。「肥満症治療薬っていうのがあるんだって」「知らなかった。上記の条件を満たしている方?18歳以上、腹囲女性90センチ以上?」 「あたし、腹囲90センチ以上あるように見えてる?」 「厚着していけばいいじゃん」 「今の時期に?」 「じゃあ、腹巻」 「うん。ちゃんと”あなたが買っちゃだめですよ”って、指導してもらいな」 「なにそれー、結局楽して痩せられないってこと?」 「痩せる必要ないってことじゃない?」 内臓脂肪減少薬「アライ」 【購入条件】 18歳以上の成人 腹囲:男性85センチ以上、女子90センチ以上 普段から事改善、運動など生活習慣改善の取り組みを行っている場合に限る。服

    内臓脂肪減少薬 その8 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/05/28
    十数年前、ネットでやせ薬を検索していると、イタリアから薬を購入している人たちがいて、オムツをしていないと油が漏れてくると書いていて、恐怖したんだけれど、あれはアライだったのね
  • 内臓脂肪減少薬 その7 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 少しおなかが出てきたことを気にしているあかりさん。そんなあかりさんの職場に学生時代の同級生、藤島恭平が中途入社でやってくる。彼には「将来、まん丸になってんだろうな」という嫌味な予言をされていた。 藤島恭平はあたしを見て面白そうに笑っている。 「まんじゅう似合うよな」 「はい?」 「お前さ、昼飯だけじゃ飽き足らず、サンドイッチまでうつもりだったわけ?あと昆布のおにぎり。どういう組み合わせのセンス?」 「…」 「ほんっとーに…」 「…」 「丸くなったな」 はい? あかり家 母の一言でより勉強を頑張ろうと思った。藤島恭平の一言でダイエットをやってやろうと思った。 言った方は何気ない一言のつもりかもしれないけれど、その一言に人を変える力を持っていたりする。 って

    内臓脂肪減少薬 その7 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/05/26
    ホリエモンは糖尿病でないのに保険適用外で処方してもらってるらしい。それでアレ?とは思うけれど、私は糖尿病なので出して~といっても、BMI値は対象外なので副作用があるからと処方してもらえないのよ
  • 内臓脂肪減少薬 その6 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 少しおなかが出てきたことを気にしているあかりさん。そんなあかりさんの職場に学生時代の同級生、藤島恭平が中途入社でやってくる。 彼には昔… という嫌味な予言をされていた。 「では、みなさんも藤島さんに挨拶を…」 「川です。よろしくおねがいします」 「坂田です。おねがいします」 挨拶…大丈夫。あたしの名字は日で一、二を争うほどのよくあるやつだ。 「さ、佐藤です。よろしくおねがいします」 「佐藤さん。今後ともよろしくおねがいします」 「…」 ん? 「山下です。よろしくおねがいします」「阿川です。よろしくおねがいします」 別にあたしが最後に挨拶した人ではないのに、急に返事をしてくる藤島恭平。特に意味がなくても小林柚月がこっち見てくるじゃん。余計な行動はやめてく

    内臓脂肪減少薬 その6 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/05/19
    あらあら、人生の転機に過去の男出現とはあかりさんの人生はどのように転がりだすのでしょうか。男性はぽっちゃりが好きと良く言いますがその範囲が問題。昔、マツコデラックスが自分のことは激ぽちゃといってたわ
  • 内臓脂肪減少薬 その4 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) ぽっこりとおなかが出てきたことを気にしているあかりさん。職場では今日から中途採用の男性が入社。そのため可愛らしい見た目の後輩女子、小林柚月は気合を入れていた。 小林柚月はあたしのことをチラ見した後、他の女性社員のことも眺めていた。特にひかりのことは全身しっかりとチェックしている。髪型、メイク、洋服、足元、爪の先。 ”ひかりはけっこうきれいだからね” 小林柚月にとってひかりは、尊敬する先輩というより身近なライバルのような存在らしい。 一方あたしはダボっとしたシャツにパンツルック。おなかが出ていることは多少隠せているけれど、小林柚月のライバルには全くならないみたいだった。 ブブッ。 ”メール?おかあさんだ” ”誤変換あり、改行と句読点なし”の母親からの読みづら

    内臓脂肪減少薬 その4 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/05/11
    知人が母親から「ちゃんと食べてる」といつも心配されていたのに、数年ぶり太った娘を見てからというもの「ちょっとは痩せた」と毎回メールが来るようになったと言ってたわ。母親って勝手よね
  • 内臓脂肪減少薬 その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 (内臓脂肪減少薬 その1はこちら) 洋画や洋楽が好きで英会話に興味のある女子、あかりさん。彼女に後輩の愚痴を送信してきていた同僚のひかりさんから、電話がきました。 「どうしたの?」 「だって今、あかりが呪いの言葉を送ってきたじゃん!だから怖くなったんじゃん!なにあれ?」 「呪いの言葉?」 「へー、洋書なんか読もうとしてたの?ぐうたらしているようで、けっこう勉強熱心だよね」 「どんな人間にもいろんな面があるものだよ」 「英語はさすがにだけど、あたしもさっきまでアリアナなら聴いてた」 「いいよね。あたしはテイラー聴いてたけど」 「ゴージャス美女」 「彼女の詩を聞いているとさぁ、女子やってるなぁって思うんだよね」 「あたしたちだってまだ25歳なんだから女子やればいいじゃん。服装とかさ、もっと女

    内臓脂肪減少薬 その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/05/06
    人を見た目で判断するなとはいえ、人の印象の70%は初対で決まると言われるから、難しい。でも、ダイエットや美容サプリは、自分が自分の容姿を気に入るかどうかなのよね
  • 内臓脂肪減少薬 その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 2024年、4月。 海外旅行きたーいっ。 「にゃ」 当は物のねこちゃんと暮らしたかったあたしの名前はあかり。そして大事な相棒、ねこロボットの名前はエルトン。 「にゃ」 この子は一人暮らしのあたしを癒し、慰めてくれている。いつかはお金を貯めて、物のぬくもりを与えてくれるねこと暮らしたいとは思っているけど。 「よしよし、おいで。抱っこしてあげる」 こんなあたしは社会人三年目。 同期のひかりからだ。名前が似ていて親近感が湧いたのを覚えている。 「ああ…あの子ね、小林柚月」 見た目がかわいい子は性格がかわいくなくても、やっぱり男性社員に可愛がられるんだと実感した。ずるいよね。そう思うよ、あたしも。 「エルトンもスタイルの良いきれいな人が好き?」 「にゃ」 「やっぱり。動物ってさ、若くて可愛らしいぶりっ子系

    内臓脂肪減少薬 その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/05/02
    往年の女優さんは美しい。アプデやらで女優が俳優という肩書になり、ルッキズムやら言われても、女優は美しく、アイドルはかっこよくorかわいくしくあってほしいと思うわ。普通の人を見てもしょうがないのよ
  • ポあね旅行中 その2 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 ポにゃちゃん起床後、早朝から旅行のため出かけて行ったポあねが、いなくなっていることに気が付く。これまでずっとポあねだけと暮らしてきたポにゃちゃん。どこを探してもポあねがおらず不安なようです。 しまいにはポいもの部屋にまで、ポあねを探しに来ました。 でももちろんポいもの部屋にもポあねはいません。 ”ポにゃ覗いてる…” てぽてぽ。 どっか行った。 …。 また来た。 ”ポにゃ覗いてる…” てぽてぽてぽ。 どっか行った。 …。 う、また? ”ポにゃ覗いてる…” てぽぽ… どっか行った。 なんだかポいもさん、タイムリープをしている気がする。 時間が全然進まない。 さっきから、ポにゃちゃんが覗きに来るシーンにばかり時間が戻っている。 というかこのポにゃちゃん。 大袈裟じゃなくほんとに、30秒に一度は人の

    ポあね旅行中 その2 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/04/26
    これだからリョコーには行けないのよね。それ以前に、リョコーには全く興味のない引きこもりなんですけれどね
  • ポあね旅行中 その1 - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 朝から何度もポいもの部屋を覗きに来るねこ。 確かにねこさんというものは、トイレやお風呂などを覗きたがる習性がある。 ポにゃちゃんもたまにしか開けないクローゼットや、シンク下の収納部分などを開けると、一緒になって覗き込んでいます。覗いたあとは、中に入りたがる。 箱とかも覗いては、入りたがりますね。 外出するから箱を開けているのに、すたすたと箱に入っていかれると正直困ります。 ポにゃちゃんが邪魔で、取り出せないんですよね。 なにしろ無理やり取ろうとすると、爪を出したねこの手がちょこちょこと伸びてくる。 型ロボットのように、箱から未来にでも行こうとしているのでしょうか。 ねこさんたちが狭い所に入ろうとするのを見ていると、その先に秘密の通路があるような気がしてなりません。もしあるなら秘密にしないで、

    ポあね旅行中 その1 - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/04/21
    出かけるときに気に次第でくれるのは助かります。タラちゃんみたいに気取られたらお仕事にも出かけられませんからね。大好きな人の帰りを待つのは猫さまの修行のようなもの。今回はちょっと長いけれどね
  • 猫は写真を撮られるの、好き?嫌い? - マメチュー先生の調剤薬局

    ⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら みなさんは写真、好きですか? 両親というのは基、子どもの写真を撮りたがるものですよね。 やはり成長していく姿を収めておきたいのでしょう。 ポいもも物心つく前から出かけるたびに写真を撮られていたため、幼い頃の写真を見返しても私自身、撮られることを嫌がっている様子はありませんでした。 当時は撮られることが当たり前だったのです。 気になることがあるとすれば”兄弟あるある”で、妹である私の写真の方が、ポあねよりも少ないことくらいですかね。 しかし幼い頃はいつも撮っていた写真も、小学校高学年くらいになるとその数は激減。 激減というかもう、全く撮られなくなりました。 それにより写真を撮られることに対する照れがいつの間にか生じ、私は写真を撮られることが苦手になってしまいました。 若い頃はね、プリクラも嫌でしたね。

    猫は写真を撮られるの、好き?嫌い? - マメチュー先生の調剤薬局
    nyan-chuke
    nyan-chuke 2024/04/16
    昭和の人間ですから、自撮りができません。間違って撮ってしまった時にゃー、削除ですわ。うちのma*もタブレットを向けると目をそらすようになりましたわ