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ブックマーク / thefirstpenguin.jp (6)

  • 起業家こそ「サラリーマン精神」を持ったほうがいい

    私自身、さまざまな紆余曲折を経て、今のクラウドワークスの誕生にたどり着きました。それもあってか、起業に関する相談を受けることがあります。正直なところ、私なんかがアドバイスしていいものかどうか迷いますが、相談を受けたからには、ちゃんとお答えしています。 私がアドバイスする側になってみて気づいたのは、起業に関する相談をしにやってきた人のほとんどが「わかりました!実行します!!」と、アドバイスをすんなりと受け取ってくれないということでした。 起業家=自分がオーナー、というイメージがあります。そのため、「自分が全て決めるのだ」と思っている人も多いのですね。「相談したいです!」と言いつつ、すでに自分の中で答えが出ている人がほとんどというわけです。まさに、わかります。最初に起業したばかりのころの私もそうでしたから。 しかし、それでは先輩起業家たちの貴重なアドバイスを聞く機会を失うだけでなく、成功率を上

    起業家こそ「サラリーマン精神」を持ったほうがいい
  • 「説得できない人は無理に説得しない」ほうが、サービスの信用度は上がる

    僕たちは「マネーフォワード」という家計簿・資産管理のサービスと、中小企業向けクラウドサービス「MFクラウド会計」「MFクラウド給与」・「MFクラウド請求書」といったFinTechサービスを運営していますが、もともとこの前には、「マネーブック」というサービスを作っていました。 「マネーブック」とは、ソーシャルを通じて匿名で他人の資産ポートフォリオを見ることができ、儲かった人たちが何をしたのかが全てわかるというサービスです。そのβ版をリリースしたとき、東京大学の松尾豊先生(現マネーフォワード顧問)の研究室にたまたま行く機会があったのですが、研究室に6人ほど人がいたので、その方々にβ版のデモをしました。 すると6人中5人が「面白いけど怖いから使わない」という回答でした。残り1人は「絶対使わない」と言ったのです(笑)。「僕らは楽しいけど、ユーザーはこのサービスを使うのだろうか」と薄々思っていました

  • 社内改革は、成果が出やすい小さなことから始めるといい

    どちらかというと私は、いわゆる起業よりもマッキンゼーでのコンサルティングや日交通の企業再生のキャリアが豊富です。なので、今回は企業における社内改革の話をしたいと思います。 企業には、すぐには結果が出ないけれども大事なことがあります。たとえば、私の会社では「事故防止」です。タクシーの運営事業者にとっては、安全が一番大事です。 しかし、安全に関する施策が実を結ぶまでにはある程度時間がかかります。こちらが望まなくても事故が起きてしまうこともあります。事故を起こさないようにあらゆることを一生懸命やって、「事故数が前年比1割減りました」となっても、事故にはさまざまな要因が重なりますので、当にその施策によって減ったのかがわかりません。 企業再生時の社内改革の仕事を通して、私は、社内改革においては、このような大事だけれども結果が見えづらいことよりも、まずはわかりやすく結果の出やすいものにフォーカスし

  • 起業家に大事なのは信念と柔軟性を持つこと

    起業家にとって何が大事なのか」という質問をよく受けます。起業家になる人たちはやはり、やりたいことがいっぱいある人が多いのですが、結局すべてはできない。 では、何からやったらいいのか?それは「何を削るのか」を考えるといいと思います。 考える際に有効なのは、素朴な疑問から考えることです。たとえば売上とサービスとどちらが大切なのかとか、そういう疑問です。その答えは自分の中にあるはずなので、それを整理するんです。結局、何をやるか絞れない人は、普通の起業家にしかなれません。 いい起業家と普通の起業家の差例えば利益率が5%、成長率も5%、という規模の事業があったとします。そして、その事業をやっている人たちはいい人たちで、みんな楽しくやっていたとします。 そういう事業を、当に事業として認めるかどうかが、いい起業家と普通の起業家の差です。利益が出ているからといって、認めるのは普通の起業家です。たぶん、

    起業家に大事なのは信念と柔軟性を持つこと
  • ベンチャーのExit戦略については、起業家は最初から理解しておいたほうがいいかも

    この記事で、サイバーエージェントの藤田さんがすごいいいことばっかりいっていて、感動したのです。 ベンチャーブームに浮かれる面々にモノ申す 起業する人は読んでおいたほうがいいなあ、と。まずは以下。 今の状況は明らかにバブル。起業家には「今はチャンスだからぜひ調達したほうがいい」とアドバイスするが、投資家から見ると、はっきり言ってばかばかしい。起業家も周囲の調達額が大きいから「こんなもんでしょう」みたいな感じで緊張感が緩んでしまっている。うちの会社を辞めて起業した人が、1年も経たず、まだほとんど売り上げも立ってないのに10億円近い時価で資金調達の相談にきたときは驚いた。 大きな額を調達した分、リターンを出してつじつまを合わせられるなら急成長できるチャンスだし、気が狂ったように頑張る覚悟のある人ならいい。でもその年齢、規模で、多額の資金を集めることに対する洒落にならなさを痛感してやっているのだろ

  • 微妙なアライアンスはするな

    スタートアップは微妙なアライアンスをしがちです。 たとえば、業界3番手くらいのところと組んでしまったりします。自分たちの力が弱いので、他と組んで補おうとするのですね。 しかし、経験上、これらはなかなか難易度が高いです。工数がかかります。調整が大変です。その上で効果が少ないです。 もちろん良い取り組みもあります。要は、かかる工数や手間と比べてリターンがいいものです。すごいトラフィックがもらえるとか、すごい売り上げがあがるとか、すごいコストが下がるとかになります。 しかし、スタートアップは、ほとんどの場合、人が足りない。そんな中で、安易にアライアンスを組むと、やめたくてもやめられないし、効果ないのにダラダラ対応が続く、ということはありがちです。 そんなことをするより、自分たちのユーザーのために、自分たちのプロダクトを自力で伸ばすのが絶対にいい。少なくてもスタートアップのメンバーは、サービスをよ

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