宇宙で行方不明になったホップの種子や大豆入りの袋=リバネス提供 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で約8カ月保管された後、飛行士の山崎直子さん(39)が先月、地球に持ち帰ったはずのサッポロビールのホップの種子や大豆、ウコンが行方不明になった。宇宙航空研究開発機構が13日、発表した。今月、提供した企業に返還される予定だった。 計画をとりまとめた科学教育ベンチャーの「リバネス」(東京)によると、行方不明になっているのは、種子や大豆などが入ったA4判大の袋で、重さは約120グラム。 種子などは昨夏、宇宙環境下で成分や香りがどう変化するか調べるため、宇宙へ運ばれ、保管されていた。ISSからシャトルに積み込まれた記録はあるが、帰還したシャトルを米航空宇宙局(NASA)が調べると、見つからなかった。ISS滞在中の野口聡一さん(45)がきぼうの保管場所を調べたが、見あたらなかった