国内携帯電話首位NTTドコモは新規領域での海外売上高について 2016年3月期までに最大2000億円を目指す。 6月に就任した加藤薫社長が12日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで明らかにした。 加藤社長は、 「スマートフォン(スマホ、多機能携帯)が普及し、 世界の携帯電話ユーザーがドコモのサービスを受け入れる土壌ができた」 とし、 新規領域の電子商取引や決済などを柱に海外売上高を 「1000億円から2000億円まで伸ばしたい」と話した。 成長のために必要な企業があれば引き続きM&A(企業の合併、買収)も検討するという。 ドコモは新規領域の海外売上高を開示していないが、広報担当、美濃部直子氏によれば、 前期(12年3月期)の売上高は約220億円だったという。 加藤社長が掲げた目標数値は、前期比の約9倍となる。 国内携帯電話市場が成熟する中、NTTドコモは、 昨秋発表した中期ビジョン