ヤンキースからFAとなり、去就が注目されていた黒田博樹投手(39)が8年ぶりに古巣・広島への復帰を決めたことが26日、分かった。年俸は総額4億円超とみられる。27日に正式発表される。メジャーで5年連続2桁勝利をマークしている右腕には複数球団が争奪戦を演じていたが、黒田は巨額オファーを蹴って、育ててもらった広島で野球人生の集大成を飾る道を選んだ。 【写真】96年ドラフト2位で入団し、会見に臨む黒田 男気あふれる決断だ。メジャーのFA市場でもトップランクに位置付けされていた黒田が選んだのは、古巣の広島だった。球団にこの日、本人から「カープに帰ります」との連絡が入った。 ヤンキースからFAとなった黒田に対し、広島は水面下で交渉を続けてきた。11月初旬には、帰国中の黒田に速攻でアタック。以来3度接触し、復帰を熱望する一貫した思いを伝え続けた。最終的には総額4億円を超える条件で合意したとみられる