放送業界と家電メーカーで組織するデジタル放送推進協会(Dpa)は、パソコン(PC)で地上デジタル放送を視聴・録画するための後付けチューナー(受信機)の開発を容認する方針を決定した。これにより、地デジに未対応の市販PCや自作PCでも地デジが視聴・録画できるようになる。外部チューナーは番組の不正コピーの温床となる懸念が指摘されていたが、地デジ受信ができるテレビやレコーダーの世帯普及率が約4割にとどまるなか、受信端末の多様化が不可欠と判断した。 Dpaはこれまで、地デジ番組の不正コピーを防止するため、PCメーカーがあらかじめコピー制限機能を搭載した高機能PCでのみ地デジの視聴・録画を容認してきた。しかし後付けチューナーへの要望の高まりを受け、約半年前から対応策の検討を本格化した結果、録画された番組を外部の記憶装置に持ち出せない機能の搭載などを条件に、後付けチューナー開発のためのガイドラインを7