この記事は、前回からの続きとなっています。 まだ読まれていない方は、まずはそちらから読まれることをおすすめ致します。 kimniy8.hatenablog.com 前回は、ケインズが古典経済学を否定し、新たな経済学に着手するというところまで書きましたので、今回は、その新たに作られた経済学を、より具体的に観ていこうと思います。 『需要』と『供給』 不景気の原因はどちらなのか前回にも少し書きましたが、古典経済学とケインズが生み出した経済学の決定的な違いは、古典経済学が原因を供給サイドに求めたのに対し、ケインズは需要サイドに求めた事でした。 ケインズ以前は、モノの生産設備を持っている供給側が、価値の有る商品を生み出せば生み出すほど、価値が創造されていることにあんるので、経済が上昇すると考えられていました。 ものが作りすぎて余った場合は、値下げをすれば良く、生産能力をひたすらに上げていけば、企業は