親の年収や学歴が高い家庭の子供ほど学力が高い傾向が続いていることが27日、文部科学省の調査でわかった。2013年に初めて実施した前回調査と同様の結果で、家庭の経済状況が学力の格差に影響している状況が鮮明になった。一方、子供に自制心や忍耐力などをつけるよう親が働きかけることで、年収などにかかわらず、学力を高められる可能性があることも指摘された。 調査は、文科省の委託を受けた浜野隆・お茶の水女子大教授(教育社会学)らのグループが実施。昨年4月に小学6年生と中学3年生計約203万人が受けた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、抽出した参加校約1850校の保護者約12万人へのアンケートと合わせて分析した。
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