地球温暖化問題に関する閣僚委員会に臨む(左から)鳩山首相、菅国家戦略相、岡田外相=20日午後、首相官邸 政府は20日、首相官邸で地球温暖化問題に関する閣僚委員会の初会合を開き、鳩山由紀夫首相が22日にニューヨークで開かれる国連気候変動サミットで、「2020年までに温室効果ガスを1990年比25%削減する」という中期目標を表明することを正式に決めた。合わせて、途上国の温暖化防止対策を支援する「鳩山イニシアチブ」も提唱する。 中期目標は年末にコペンハーゲンで開かれる気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)での合意が前提だが、自公政権の「05年比15%削減」を大幅に上回る目標が事実上の国際公約となる。 この日の閣僚委では、2013年以降の温暖化対策の国際的な枠組みを決めるCOP13の交渉をリードするためにも、率先して高い目標を掲げることが必要だとの認識で一致。米国や中国など主要排出国が