日露戦争を題材にしたストラテジーゲームを開発中のStorm Eagleは,ウォーゲーマーの間ではそこそこ知られる,ジム・ローズ氏とノーム・コーガー氏によって設立された開発チームである。日本人としては,その題材だけでも十分興味を惹かれるところではあるが,グラフィックスやシミュレーション部分,オンライン流通に至るまで,さまざまな面で話題性のあるゲームに仕上がりそうだ。今回は,そのローズ氏にコンタクトをとり,いろいろと話を聞いてみた。 ■日露戦争の海戦をテーマにした正統派ウォーゲーム 今からおよそ100年前の1904年から1905年にかけて,東洋の小国・日本が北の巨人・帝政ロシアと真っ向から勝負した日露戦争は,日本が列強の一員として認められる最初の国際舞台だったと言える。100年前というと,世界のほとんどがヨーロッパの植民地だった時代。ポーツマス条約によって終戦に持ち込んだ日本は,これを契機に,