先週はJOGLを使って,3DのAWTコンポーネントを作ってみました。今週は3DのSwingコンポーネントを作っていきます。 しかし,SwingでJOGLを使うには問題があります。 SwingとAWTを比較したときに,一番異なることは何でしょう? AWTは描画をウィンドウ・システムに依存しています。例えば,Buttonクラスはウィンドウ・システムで使用できるボタンをそのまま使っています。つまり,ボタンの描画はウィンドウ・システムで行っており,Javaは描画を依頼するだけです。 AWTとウィンドウ・システムの間で,対応するコンポーネントを仲介しているのがpeerです。例えばButtonクラスには,対応するpeerとしてButtonPeerインタフェースが定義されており,WindowsであればWButtonPeerクラス,Linux/SolarisであればXButtonPeerクラスが使われます
