今日は何の日? 10月5日はレモンの日 1938年のこの日、詩人高村光太郎の妻、智恵子が亡くなりました。 亡くなる数時間前にレモンをかじる姿をうたった、「そんなにもあなたはレモンを待っていた・・・私の手からとつた一つのレモンをあなたのきれいな歯ががりりと噛んだ」という「智恵子抄」の「レモン哀歌」にちなんでいます。 高村光太郎は日本の詩人・歌人・彫刻家・画家です。 日本を代表する彫刻家であり、画家でもありましたが、『道程』、『智恵子抄』などの詩集が著名で、教科書にも多くの作品が掲載されており、日本文学史上、近現代を代表する詩人として位置づけられています。 高村光太郎と妻、高村智恵子は幸せな結婚生活を送っていましたが、1929年に実家が破産したことをきっかけに智恵子は精神を患い、自殺未遂や奇行を繰り返すようになってしまいます。 光太郎は必死に看病を続けながら詩をしたためますが、病状は悪化し入院