新型コロナウイルスの感染拡大で、総裁のいすはどうなるのか? 永田町では、「ポスト安倍」への影響に関心が集まる。そんな中、候補の1人・自民党元幹事長の石破茂が率いる派閥の議員どうしが、四国・徳島で、激しく争う「阿波戦争」が勃発した。 なぜ、こんなことになったのか。その背景を追った。 (関谷智、伊藤一馬、西浦明彦、黒川明紘) 今月5日に投票が行われた徳島市長選挙。 64歳の現職・遠藤彰良が、2期目を目指したのに対し、まちづくり団体代表の36歳の内藤佐和子が挑む構図となった。 遠藤を支えたのが、衆議院徳島1区選出の後藤田正純(当選7回)。 一方、内藤を支援したのは徳島市を地盤とする衆議院比例四国ブロック選出の福山守(当選3回)。 後藤田、福山ともに、自民党石破派に所属する。2年前の総裁選挙では、2人とも石破の支持拡大に力を尽くした同士だ。
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