裁判長が突如「国代理人」 交流人事で法務省訟務局長に―「独立・公平害す」と弁護士ら 2022年11月06日07時15分 東京地裁のある東京・霞が関の裁判所合同庁舎 東京地裁行政部の部総括判事だった春名茂氏が9月に法務省訟務局長に直接転じた同省と最高裁の交流人事が、物議を醸している。訟務局長は国の代理人を務める「訟務検事」を統括する立場。裁判官は憲法で身分保障され、三権分立の一角を担うだけに、訴訟の原告弁護団から「裁判所の独立、裁判の公平に悪影響を及ぼす恐れがある」との批判が上がっている。 親の「懲戒権」削除へ 民法改正案を閣議決定 裁判所と法務省の交流人事は「判検交流」と呼ばれ、以前から問題視されてきた。行政部の部総括経験者が訟務局長に就任したケースは過去にも2例あるが、いずれも間に別のポストを挟んでいた。弁護士有志が10月31日、「評議内容を訟務局長が知る異常な事態で、被告企業の法務部長
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