“文具王”の異名を持ち、文具メーカーでユニークな商品を生み出し続ける高畑正幸氏が、最新文具の奥深～い世界をナビゲートする。 自分の思考が固定観念にとらわれていることを、驚きとともに実感させられることがある。人はそれを「コロンブスの卵」と呼んだりするが、まさにこのプロダクトを見たとき、その発想に衝撃を受けた。 その製品とは、ドイツのLYRA（リラ）社から発売された色鉛筆「カラーストライプ」だ。

「オレが見つけた欲しいもの・・・細川茂樹の熱血バイヤー！」の連載が始まったのは2008年6月19日。記念すべき1回目のテーマは、“北京オリンピック直前 ＆ ボーナス商戦”ということで薄型テレビだった。 あれから1年。薄型テレビはどのように進化し、どのように変化したのか。原点回帰の意味合いも込めて、再び薄型テレビを取り上げることになった。 そして、ロケ地は1回目の柴又同様、東京の風情あふるれる「もんじゃ焼き」の町、東京の中央区・月島。 商店街のあちらこちらでジュージューと煙を上げる鉄板とともに、『HOT（＝HOSOKAWA ONLY TALK）』が炸裂する！ 熱血バイヤーのお腹が空く前に、早速、最新薄型テレビ編をスタート！

6月28日、2週間にわたって南アフリカ共和国にあるヨハネスブルク、ルステンブルク、マンガウン/ブルームフォンテーン、ツワネ/プレトリアの4都市で行われた「FIFAコンフェデレーションズカップ2009」（以下、コンフェデ杯）。さまざまな波乱がありながら、ブラジルの連覇という形で幕を閉じた。 このコンフェデ杯は、欧州や南米、アジアなど、各大陸で行われた大会のチャンピオンを一堂に集めて開かれる国際大会であり、翌年に開催されるワールドカップ（以下、W杯）の予行演習という側面を併せ持つ。 ワールドカップのメーン会場となるヨハネスブルクのサッカーシティ。こちらはW杯に向けて全面改装中だが、やはり工期に遅れが出ている（画像クリックで拡大） 今回は日本代表が参加していないこともあり、日本での大会への注目度はいま一つだが、実はサッカー関係者（メディア、ファンを含む）にとっては非常に気になる大会となった。 そ

ジェネリック薬（後発医薬品）という名前を新聞やテレビCMでご存知の方も多いだろう。基本的には医者でもらえる“安い薬”というイメージが先行しているが、実際に病院で診察を受けた際に意識してジェネリック薬を入手している読者の方は少ないはずだ。ジェネリック薬を利用すれば、薬の自己負担を軽減できるのはもちろん、国の医療費を年間約1兆円も節減できるという意見もある。そこで、現役・薬剤師の方にお話を伺い、この季節、お世話になる人も多い水虫薬を例にジェネリック薬の入手方法や留意点などをまとめた。 ムシムシ、ジメジメ…水虫の季節がやってきた。もし、あなたが「今年こそ本気で水虫を退治しよう」と思っているなら、病院や診療所に行って診察で受け、医師から薬を処方してもらうことをオススメする。 最近は、ドラッグストアなどでも、医者が使っているのと同じ成分が入った水虫薬（塗り薬）が売られてはいる。だが、きちんと皮膚科の

バブルを謳歌し、製菓会社の宣伝マンとして会社員生活を送った経験を持つ伊藤洋介氏（40代）が、同世代のビジネスパーソンの琴線に触れるアイテムをピックアップ。 今年4月に発売された“アルコール0.00％”ビールテイスト飲料「キリン フリー」の売れ行きが好調とのこと。やっぱりねって感じです。これまで、何でないのって誰もが思ってましたもん。飲酒運転が社会問題となっている昨今、決して大袈裟ではなく、多くの消費者が待ち望んでいた商品の登場ですからね。 ご存じの方も多いと思いますが、以前からノンアルコールとされるカテゴリーに属するビールはいくつか存在していました。しかしながら、微量のアルコール成分は含んでいたんですよね。したがってターゲットだったのは、アルコールが苦手な方。これではそもそものマーケットが小さいうえに、ウーロン茶、ジュース類など競合の商品が多すぎます。 一方「フリー」のターゲットはアルコー

ファストフードとは一線を画す「グルメバーガー」専門店が東京を中心に増えており、1ジャンルとして定着しつつある（詳細はこちらを参照）。そんななか、JR東日本子会社のジェイアール東日本フードビジネスは6月24日、東京・日比谷にグルメバーガー店「ザ・ビートダイナー」1号店をオープンした。 同社のメーン業態は、駅のファストフード・ハンバーガー店としておなじみの「ベッカーズ」。ザ・ビートダイナーはベッカーズ事業部が“ネクストステージ”として開発した新業態となる。次へのステップの可能性として、プレミアム路線に挑戦しようというわけだ。 定番から“悪魔”まで、メニューのバリエーションが豊富 メニューは「ハンバーガー」（800円）「ベーコンチーズバーガー」（1150円）「テリヤキバーガー」（850円）「BBQバーガー」（900円）などのほか、看板の「THE B・E・A・T BURGER（ザ・ビートバーガー）

阪急交通社は2009年6月20日、国内旅行の新シリーズ「おひとり様参加の旅」を発売した。旅行ブランド「トラピックス」の20周年を記念した商品。「トラピックス」「クリスタルハート」「Theお宿」などの各ブランドから、1人参加限定コースや、1人でも2人でも参加できるコースを集めた。 第一弾のパンフレットに掲載したのは、夏～秋を迎える全国各地の名所、風物詩を訪ねる旅行商品で全38コース。設定日は7月～2010年3月出発まで。 「大自然の宝庫 屋久島・種子島 悠々ひとり旅3日間」（旅行代金9万9800円）、「たっぷり佐渡ヶ島3日間（同4万800～4万2800円）、「日本三大花火大会のひとつ 長岡まつり花火大会3日間」（同3万2800円）、「利尻・礼文、そして優雅なる船旅5日間（同11万5000～12万円）、「おひとり様参加限定！東北三大祭り3日間」（10万円）などをラインアップしている。（文／平城

ジャルパックは、7月末をもって引退する「クラシックジャンボ（ボーイング747-300型機）」の最終フライトで行く2泊4日のハワイツアーを6月18日に発売した。クラシックジャンボの退役を記念した30名限定企画。 「B747-300 クラシックジャンボ国際線最終便搭乗ハワイツアー」では、国際線で最後のフライトとなるホノルル発成田行きのJALウェイズ073便に搭乗する。また、羽田を発つ7月28日には、羽田整備工場見学者ホールで飛行機に関する講習会を実施する。航空機に関するビデオを鑑賞するほか、格納庫で整備中の航空機を見学し、機体を背景にした記念撮影も行う。 旅行代金は、ホノルルの宿泊ホテルによって異なり、9万4800―10万9800円。ベッドを利用しない添い寝の子どもは7万4700円となる。 クラシックジャンボは、機長と副操縦士の2名で運航する航空機が主流のなか、機長と副操縦士に加え、フライトエ

写真は「おにぎりサンド ポークたまご」190円。「野菜はるさめスープ」（180円）とセットにすると30円安い340円。「えびタル」210円、「カルビ焼肉」230円。新発売の「北海道コロッケ」は180円。（画像クリックで拡大） 手軽に食べられる新しいごはんスタイルとして、5月11日に発売されたのが「おにぎりサンド」。持ち帰り弁当チェーンの「Hotto Motto（ほっともっと）」（プレナス）が開発したもので、今年1月から始まった宮崎県での先行テスト販売では若い女性を中心に20代～40代の熱い支持を得た。これを受けて全国発売となったのが、「ポークたまご」「えびタル」「カルビ焼肉」の3種類。このうち、一番人気は「ポークたまご」だ。沖縄のスパムおにぎりをアレンジしたもので、ふわふわ卵とポークソーセージを温かいごはんでサンド。「おにぎりよりは具にボリュームがあって、お弁当よりは軽いので、利用シーンが

宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック社の特製ブックレット（画像クリックで拡大） サー・リチャード・ブランソンの直筆サイン入り著書（画像クリックで拡大） 機内で使用されたシートなどを再利用したトートバッグ（画像クリックで拡大） 創立25周年、成田―ロンドン就航20周年を迎え、8月からはANAとのコードシェア便をスタートするヴァージン アトランティック航空。節目の年を記念して、6月22日（月）から30日（火）までの期間限定で、チャリティーオークションを開催する。 出品されるアイテムは、ヴァージン アトランティック航空やヴァージングループにまつわるもの。具体的には、ヴァージングループの宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック社に宇宙旅行を予約した人だけにプレゼントされる特製ブックレット、サー・リチャード・ブランソンの直筆サイン入り著書「ヴァージン流　世界を変える非常識な仕事術」と「ヴァージン

タミヤ（本社：静岡市）は、12分の1スケールの電動RC（ラジオコントロール）カー限定モデル「ブラックポルシェ934」を2009年6月20日発売した。1977年末に特別仕様のスペシャルキットとして限定発売したモデルの金型をオーバーホールして使用。当時の商品のイメージを再現した。希望小売価格は2万6250円。 「ブラックポルシェ」は1976年に始まった国際スポーツカーレース用に開発された市販レーシングカー「ポルシェ ターボ RSR」。934レーシングとも呼ばれ、クラス最強といわれた名車。タミヤは1976年に同社初の電動RCカーとしてポルシェターボを発売。1977年に特別仕様のスペシャルキットとしてプラックポルシェを限定発売した。 今回発売するのは1977年当時の商品のイメージを再現した限定モデル。独特のボディラインを忠実に再現。軽く、衝撃に強いポリカーボネート製と、ディスプレイ用のリアルなプラ

量販店のプリンター売り場で、何気なくキヤノンのカタログを手に取ってみると、ちょっと驚くかもしれない。 最終ページ（出版業界では表4というが）に、ライバルのプリンターメーカーのロゴが、ズラリと並んでいるからだ。 ブラザー、キヤノン、デル、エプソン、日本ヒューレット・パッカード、レックスマーク。自社のロゴを含めて、6社のロゴが横並びだ。 実はこれ、6社が共同で実施している「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」の説明なのだ。使用済みインクカートリッジを各社が足並みをそろえて回収しようという取り込みである。 ブラザーのプリンターカタログでは、24ページ目にやはり6社のロゴを入れながらこのプロジェクトを紹介している。日本ヒューレット・パッカードでは、カタログの最終ページに各社のロゴは掲載していないものの、インクカートリッジ里帰りプロジェクトの紹介文を掲載している。 エプソンは、カタログにはこの制度

先だっての新型インフルエンザ騒動により、がぜん注目がされたのが出前だったという。中でも注文数が急増したと言われるのが宅配ピザ。不要不急な外出を避けるようにという政府の勧告が影響してか、感染地域では買い物に出るのも慎重になった方が多かったようだ。その結果、宅配ピザの注文増につながったのだろう。 先週末に神戸の公立高校が休校措置を緩和。ようやく騒動も一段落しつつある。とはいえ安心はできない。今回のようなパニック的な感染拡大が、いつどこで起こるとも限らないからだ。感染が起こるという前提で、そのときの対処方法を考えておく必要がある。 そこでわが家でも、神戸や大阪のような状況を想定し、自宅から一歩も外に出ないで食事をする方法をいろいろ考えてみた。そのときに興味を持ったのが、宅配ピザの注文方法だ。おそらく読者の多くは、宅配ピザの注文と聞いても「最寄りの店舗に電話をして、食べたいメニューを伝えるだけのこ

ガスで炊いたご飯の思い出から始まり、高級炊飯器との出会い、そして“熱血バイヤー”と呼ばれるに至るまで、ある意味、細川茂樹が自らの半生を語ったと言っても過言ではない今回の炊飯器編。いよいよ“釜リンピック”もベスト1、いわゆる金メダルの発表だ。 「炊飯器はシンプルだから深いんだ！」 急に語気を強める熱血バイヤー。 「電子レンジは料理段階で工夫の余地があるけど、炊飯器の場合はユーザーは工夫のしようがほとんどない。せいぜい米や水を選ぶくらいでしょ。後はお釜に入れてボタンを押したら天に祈るだけ（笑）。それに電子レンジは変化球もあるけど、炊飯器はストレートだけの一本勝負って感じだよね……」。細川のアツ～イ家電トーク、『HOT（HOSOKAWA ONLY TALK）』も、拍車がかかってきたようだ。 今回エントリーした炊飯器は、三菱電機「本炭釜 NJ-WS10A」、同じく三菱電機「蒸気レスIH NJ-XS

牛丼バーガー330円。開発に1年を要したという一品。吉野家の牛丼そのままの味わいだ。（画像クリックで拡大） 沖縄吉野家（沖縄県浦添市）では、2009年4月17日より沖縄地域限定で「牛丼バーガー」を試験的に販売開始。天久店、宜野湾店、名護バイパス店、うるま志林川店と、現在4店舗のみでの販売ながら、徐々に評判が高まってきている。この牛丼バーガー、試験的販売ということでまったく宣伝していない。にもかかわらず、1日1店舗あたり平均20個ほど出ており、現在まで売り上げ全体の約4％を達成。目標は全体の売り上げの5％だが、通常の新商品は3％ほどなので、手ごたえは上々とのことだ。沖縄県は1人当たりのファストフード店舗率が日本一高いことから試験販売を行うことが多い。「県内初のドライブスルーの新店舗をオープンしたこともあり、手軽に簡単に食べられる商品として牛丼バーガーを試験販売することにした」（沖縄吉野家代表

慶次のよろいをあしらった特製カバー付き「前田慶次道中日記」復刻版。2200円。（山形県米沢市立図書館提供）（画像クリックで拡大） 約20年前、「週刊少年ジャンプ」掲載の原哲夫のマンガ「花の慶次」で注目されたのが、戦国時代きっての自由人と呼ばれた武将、前田慶次。このマンガで慶次のとりこになった30代男性ファンからの要望で、山形県米沢市立図書館が2001年9月に出版したのが「前田慶次道中日記」復刻版だ。同館には慶次直筆の原本といわれる「前田慶次道中日記」が収蔵されているが、「それを一目見たい」というファンの要望が絶えなかった。こうした声に応える形で出版されたのが始まり。ところが、昨今の戦国武将ブームの影響か、2008年6月の第4刷あたりから急に売れ始め、2009年1月に増刷した1500部は2月末には完売。5月にも1500部を増刷したが、紹介記事がネット配信されるやファンからの電話が殺到したとい

東京ガスのテーマパーク「がすてなーに」の見学も終え、また新たな知識をその引き出しに加えた我らが熱血バイヤー！ 細川茂樹。炊飯器には人一倍深い愛情を持つ彼のモノトーク『HOT（HOSOKAWA ONLY TALK）』は、いつも以上の熱を増し、豊洲の温度を上昇させた（はずだ……）。 あくなき探究心で鋭く見極める高級電気炊飯器編も、いよいよ佳境にさしかかろうとしている。日立アプライアンスと三洋電機の2社を残した後半戦は、熱血バイヤーの「おなか減ったね」の一言で始まった!? 熱血バイヤーが名づけた炊飯器選手権“釜リンピック”、さあ、後半戦へ突入だ！

「トートバッグ」1500円、「エコバッグ」1000円。トートバッグだけでも約40種類あり、適宜入れ替えている。豊岡駅限定バージョンも用意。（画像クリックで拡大） カバンの産地である兵庫県豊岡市のJR豊岡駅構内に、2月20日～6月30日の期間限定でカバンの自動販売機が登場、観光客の人気を集めている。購入できるのは、コウノトリや柳行李（やなぎごうり）など豊岡にちなんだ絵柄がプリントされた、25cm四方の帆布製トートバッグとナイロン製エコバッグの合計20種類。全国初の試みであるこの自販機は、「カバンストリート」を名乗る同市の宵田商店街が、豊岡カバンのPRを目的として発案したものだ。同商店街振興組合の副理事長、吉井大貴氏は「東京・秋葉原におでん缶の自販機があると聞き、それならカバン版があってもいいと思ったんです」と話す。自販機を特注すると経費がかさむため缶ジュース用の自販機を利用し、カバンを350