正副議長の選挙 議長は議院の代表者であり、本会議の議事を主宰し、副議長はその補佐をします。議長及び副議長(以下「正副議長」という。)は本会議での選挙によって選ばれます。 参議院において正副議長の選挙を行うのは、通常選挙後初めて国会が召集されたとき及び会期中に辞任などの理由により正副議長が欠けたときです。正副議長の任期は議員の任期によりますが、参議院は3年ごとに議員の半数が改選されるため、通常選挙後初めて国会が召集された際に正副議長がいる場合でも、議院の許可を得て辞任し、新たに選挙を行うこととなっています。会期中に正副議長が欠けた例は、議長、副議長それぞれ現在まで6回ずつありましたが、すべての議事運営の責任者である正副議長の選挙は、他の議事に優先して行われています。 選挙は立候補制ではないので、参議院議員であれば誰に投票しても構いません。しかし、実際は政党政治の発展に伴い、事前の協議で事実上