漫画家の山本さほさんが、厄介な人たちを引き寄せるトラブル続きな日々をつづります。今回は、友人である作家・万城目学さんについて。賞へのノミネートが続いたなかで、このたび直木賞を受賞! そのお祝いパーティ会場での珍エピソードです。 万城目さんの受賞シリーズ第2弾『六月のぶりぶりぎっちょう』(6月24日発売)もぜひ! 『きょうも厄日です』第3巻が発売中。ちょっぴり怖い話に驚きの展開、笑うしかない話まで……。山本さんの旅行友達・こうのさんとの「今だから話せるナイショの話」を描きおろし!!
「傍からみれば、『社会学者が今度は銀英伝にいちゃもんをつけてきた』という構図だったはずです」 当時、法政大学社会学部教授だった津田正太郎さんはなぜ『銀河英雄伝説』のアニメについてつぶやいただけで炎上してしまったのか? その経緯を新刊『ネットはなぜいつも揉めているのか』(筑摩書房)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) ◆◆◆ 私の炎上体験 2020年9月11日午前11時41分、いつものようにカフェで仕事をしていた私は、ふと思いついて次のような連続ツイートをしました。 ◆ 銀河英雄伝説のリメイク。三期以降も続くのかな。もしそうなら、男女役割分業の描き方は変更せざるをえない気がする。旧アニメのままだと、さすがに時代にそぐわない。作品として大変に面白いのは踏まえたうえで。…なんてことを書いたら炎上するかな。実際のところ、昔のドラマやアニメをみていると、価値観の変化がもっとも顕
イカ釣り漁船より大きいイカキング(イカの駅つくモール) イカキングを「復興のシンボルに」 だが、能登町は能登半島地震で被災し、イカキングも津波に浸水した。 今、「イカキングを復興のシンボルにしよう」という声がある。ただ、地元の住民の反応は鈍い。なぜなのか――。 「能登町といったら、イカキングじゃないですか。やっぱり見ておきたいと思って」 関西から来た自治体職員が2人、スマートホンでイカキングを撮影していた。 イカキングは災害派遣職員にとって気になる存在だ(イカの駅つくモール) 2人は能登半島地震の災害支援業務のために到着したばかりで、翌日から能登町役場で仕事を始めるのだという。 「その前に、ちょっとでいいから、どうしても見ておきたかったのです。あれだけのニュースになったので、同じ自治体の職員としては非常に興味がありました」と話す。 「あれだけのニュース」とは、どういうことなのか。経緯をおさ
「立浪ドラゴンズ」は2年連続最下位でも視聴率アップ そのドラゴンズ戦中継の“運命”を左右する視聴率で、驚くべき現象がある。 2年連続最下位なのに、立浪ドラゴンズの中継視聴率は、2023年シーズンは前年よりも上がっているのだ。 2023年、東海テレビのナイター中継13試合における世帯平均視聴率は年間7.5%で、前年から0.6%アップ。CBCテレビのナイター中継13試合でも同7.9%で前年比0.1%増。だから、全国放送のバラエティー番組を流すよりも、中日のナイター中継の方が名古屋では稼げるコンテンツになる可能性を今なお、十分に秘めているのだ。 ちなみに、落合政権下ではあれだけチームが強くても、ナイター中継の世帯平均視聴率が5%程度だったという。 ©文藝春秋 監督交代の検討案に対し、本社サイドは… さらに特筆すべきは土曜日、日曜日のデーゲーム中継だ。 東海テレビのデーゲーム中継12試合での世帯平
マザーグースの詩を唱えるようにテレビの前で震えながら、真実を知りたくてもがき涙したことをよく覚えています。 時は流れ、ようやく今。「悪かったのは自分かもしれない」と言いながら鈴木おさむさんが本書を手渡してくれたように思いました。 『もう明日が待っている』は、20年以上SMAPに伴走してきた放送作家である鈴木さんが、彼らの魅力の開花から終幕まで、表からは見えなかった風景をつまびらかにしてくれた“小説”です。 “小説”と銘打ってはあるけれど、綴られた物語はすべて本当のことだろうと、私は受け止めました。 「19歳の自分には、もはやアイドルという存在が滑稽にすら見えた」 鈴木さんが初めて“彼ら”を知ったのは1991年。 バンドブームの最中にアイドルとしてデビューした彼らを見て、「19歳の自分には、もはやアイドルという存在が滑稽にすら見えた」「自分と同じ年で「アイドル」をやっていることを、可哀そうと
あの日を彷彿とさせる長時間ゲーム、それも同じ日本シリーズでとくれば、当然この話も持ち出されない筈がない。皆さん眼前の試合に熱中しながら8年前のことも思い出してるんだねと楽しくTLを眺めつつ、ある種の感慨めいたものを味わってもおりました。 というのは、今やツイッターで野茂英雄の名前が出るといえば、この「放送席で居眠り疑惑」か、ファイターズファンなら球団通訳・野茂貴裕さんの父君であること、それくらいになっているような気がするのです。 現役引退してから既に10年。全盛期は更にそのずっと前に遡ります。若い野球ファンにしてみたら、現役時代を直接知らないという点においてはONも野茂英雄も同じ「往年の名選手」枠で大きくひとくくりにして終わりなのかもしれません。 それは時の流れで仕方のないこと、どんな選手にも等しく訪れることなのですけれども、「野茂英雄」は私にとってちょっと特別なのですね。 現役引退してか
平成最後の日、タモリはやはりテレビに出ていた。2019年4月30日に放送された『平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ』(フジテレビ系)。そこで総合司会を務めていたタモリは、番組の最後、アナウンサーから「令和はどんな時代になってほしいと思われますか?」と番組全体を締めくくるコメントを求められ、次のように語った。 「さっき、平成とか(元号の)漢字がいっぱい出てきましたけども、何年か前に省庁が合併したりなんかしまして、看板があるんですね。あの漢字の中で、いかがなものかというのがかなりあるんで、この際どうですかね。ちゃんとあれをこう、漢字をやればいいんじゃないかと思いますけども」 要は、省庁の看板をきれいに書き直したほうがいい、である。さまざまな著名人や一般の人たちがこの日、平成はどんな時代だったか、令和はどんな時代であってほしいかといったことを、テレビカメラの前で語っていた。そんななか、このタモ
1月13日、台湾では総統選と立法院選(国会選挙)の投開票がおこなわれた。総統選は頼清徳が勝利、いっぽうで小選挙区比例代表並立制(ただし日本のような重複立候補はなし)をとる立法院選は、与党が比例得票では上回ったものの、小選挙区で取りこぼしが多数。民主進歩党(民進党)51議席、中国国民党(国民党)52議席、台湾民衆党(民衆党)8議席と、議会で与野党が逆転した。なお、小選挙区などで選出された無所属2人を除き、国会は上記の3党で独占された形である。 そんな結果を受けつつ、私は比例代表における各党(今回は16政党が参加)の順位と得票率を眺めていた。議席に届かなかった比例第4位は、得票数で主要3党に大きく水を開けられたものの、前回の選挙では3議席を得ていた時代力量だ。だが、それに続く第5位に「小欧盟」という見慣れない党名があった。しかも、政党のロゴマークが限りなくゆるい。なんだこれ。 小民参政欧巴桑聯
謹賀新年。大衆そば・立ち食いそばの拙い記事ですが今年もよろしくお付き合いください。さて大衆そば・立ち食いそば業界の2024年はどんな年になるだろうか予想してみた。 予想1:続く値段上昇「立ち食いそば」500円の壁 2024年も価格上昇が続くと予想する。そば粉・小麦粉・油などの食材、電気・ガス代などの値段が上がり続けている。一方、輸入そば粉はピークアウトしているようだ。日本経済新聞の11月24日の記事によると、そば粉の原料となる玄ソバ(殻付きの実)の流通価格が下落したという。中国産の新物(2023年産)の東京地区での流通価格は、22年産より1割安い。 最大産地のロシア産の輸入が増えたことが影響した。玄ソバの値下がりで、製粉会社の調達コストは下がりそうだ。ロシア産は決済不能で入荷していないと聞いていたのだがこっそり入っているとは驚いた。しかし、全体でみれば価格が下がるということはあり得ないだろ
◆◆◆ ナイキまさかの過半数割れ、アシックスが大躍進 私たちは史上最多57校、665人が出場した100回大会の予選会でも全シューズの調査を行いました。 その内訳は『あまりに細かすぎる箱根駅伝ガイド! 2024』に掲載しているのですが、この予選会でのナイキ着用率は62.7%、アシックスは18.9%でした。 ナイキが第一党であることは変わりありませんが、アシックスが大躍進。その結果から誌面では、箱根駅伝本戦ではさらにアシックスの着用率が伸びるだろうと予想をしていたのですが、これが的中した形になります。 それでは早速、今年の箱根駅伝の着用シューズ内訳を見てみましょう。 【第100回箱根駅伝 着用シューズ内訳】 ・ナイキ 98人(42.6%) ・アシックス 57人(24.8%) ・アディダス 42人(18.3%) ・プーマ 20人(8.7%) ・ミズノ 5人(2.2%) ・On 3人(1.3%)
眼前にひろがる山肌と一面の銀世界 サウナでガンガンに蒸された後、目の前の湖に降りていく。 するとそこには湖をくりぬいた穴が待ち構えている。恐る恐るはしごで中に降りると、水温0度の世界が広がり、その冷たさにいささか脳がパニックを起こす。今起こっている究極の交感神経優位状態についていけないのだ。数十秒して湖畔に上がるとバスタオルをかけられる。単なるバスタオルが極上のダウンかの如く感じられ、タオルだけで早くも副交感神経が発動している。
2011年に創業、2年後に、“日本一のカレー激戦区”と言われる神田で開催された神田カレーグランプリで優勝。優勝をきっかけに、東京を中心に北海道から九州まで全国で90店舗以上のフランチャイズチェーン(FC)のある日乃屋カレー。 その人気カレーFCに独占禁止法違反の疑いが生じていることが「週刊文春」の取材でわかった。 日乃屋カレー(公式HPより) 今回、実名で証言を行ったのは、2022年2月から、大阪の北浜でFCを経営する瀬戸麻希氏(33)。瀬戸氏は、野菜などの仕入れ値高騰にもかかわらず、カレーの定価が上げられないこと、そもそも日乃屋カレーから提示されたシミュレーション通りに利益が出ないことなどを理由に、閉店を決意した。
夫の幸彦容疑者(FNNプライムオンラインより) 事件が発覚したのは去年の10月。千鶴が「岩田樹亞」として原付バイクの免許を取得しようとした際、千鶴の姿と書類に記載されている年齢がかけ離れていることを警察官が不審に思ったことがきっかけで判明した。 偽の戸籍取得後、都内の警備会社に就職した千鶴。“24歳サバ読み”という大胆な犯行に及んだ千鶴はどんな人物なのか。同僚が明かす。 出入り禁止の仕事現場が続出していた 「48歳には見えず、周りからも『老けているなぁ』と噂されていましたが、特に年齢について追及する人もいませんでしたね。関西出身らしく、いつも関西弁でしゃべりまくる強烈な人。奈良の“騒音おばさん”とイメージが近い。 煙草も普通は休憩中に目立たない場所で吸いますが、現場近くで堂々と歩き煙草をしたり、勤務態度は悪かった。気に入らない同僚に対して『私の悪口を言っていたでしょ!』とヒステリックに当た
トラックを含む物流業界自体がブラック過ぎたからね。これは対策を打って当然ですね。 日本郵便とヤマト運輸 メール便などで協業へ 物流ひっ迫に対応 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230619/amp/k10014103741000.html これってドライバーさんだけの問題なの? ヤマト運輸など、業者側の説明で「制度が変わり、ドライバーさんの確保やコスト面での問題が起きたので、かつて敵だった勢力と手を組むことにします」とするのは、嘘ではないと思うんです。 ついに、思い切った決断をしたな。そう思ったのは、私だけじゃないと思います。 小口荷物の輸送という「宅急便」を立ち上げたクロネコヤマトが郵政界隈と悶着を繰り返し、かねて日本郵便とメール便による「信書」問題で長年の対立を続けてきたのは頻繁に出てくる事案ですからね。分かります、分かります。 でも、これって運送
アスレチックスは今年も最下位を爆走 それもそのはず、我がアスレチックスは一昨年から今年にかけて、名一塁手に成長したマット・オルソンさんや長打の期待できるチャップマンを奴隷契約のあるうちにトレードに出し、出塁率が高く堅実なマーク・キャナは余裕のFA宣言からの出る喜びを満喫。さらにリーグ屈指の捕手に育ったショーン・マーフィーも放出。それでは飽き足らず、投手も先発の柱だったショーン・マナエア、クリス・バシット、守護神ルー・トリビーノ以下、先発も中継ぎも全部放出してしまいました。 結果として、昨年2022年のアスレチックスは60勝102敗という文句なしの最下位に転落してしまったのであります。誇張なく、希望の持てる主力が本当に全員いなくなったのだから、22年も23年も勝てるはずがないのです。 今年も無事に最下位を爆走しており、一時期は勝てなさ過ぎて勝率2割を切る体たらくですから、低迷は分かり切ってい
貴乃花氏提供 「明大付属中野中時代の恩師や同級生たちがサプライズで祝賀の会を開催してくれたのですが、後日、同級生の1人が自宅を使ってもう一度、お祝いの場を設けてくれました。20~30人は集まっていたと思います。そこに来ていたのがA子でした」(貴乃花) 当時18歳のA子さんは、大妻高校に通う3年生。友人から誘われて「貴花田」の昇進祝いに参加したという。 「私の祖母は相撲が好きで、特に彼のお父さん(初代貴ノ花)の大ファンでした。小さかった頃、一緒にテレビ観戦していた記憶があります。お父さんの名前は知っていましたので、彼はその息子さんなんだ、というくらいの認識でした」(A子さん) 世はバブル景気に沸き、同世代が青春を謳歌している頃。憧れた父の背中を追い、相撲一筋に生きてきた少年は、溌溂として飾り気のないA子さんに魅了され、恋に落ちた。A子さんも、純粋で茶目っ気の溢れる貴乃花の素顔に惹かれていく。
4人の子育てをしている筆者、上の子たちはみんなNHK教育を観て育ったんですよ。『おかあさんといっしょ』から『天才てれびくん』『ピタゴラスイッチ』『大科学実験』まで、多種多様なジャンルの番組をかなり熱く視聴しておりました。 ところが、最近iPadを使いこなし始めた長女(4歳)は完全なスマホ中毒であり、いい加減にしろと怒られるまでYouTubeやTikTokにドップリとハマっております。面白いかもしれないけど、その場で楽しいだけで価値のない動画ばかりずっと観ていてどうするの。 親としては「さっさとNHKはネット対応せえ」と思うわけですよ。 子供しか観ないようなコンテンツに一流の人材を起用したり、コアなネタに莫大な取材費をかけたり。NHKにしかできない仕事が、ここにある。 もちろん、SNSなどでは「NHKなんか要らない」って声が多く見聞きされ、YouTubeとNetflixとAmazon Pri
都心から車で2時間半。山梨県南部に位置する山あいの町の寺院で撮られた1枚の集合写真。総勢31人が肩を並べるなか、中央付近に写っているのは浜田靖一防衛大臣(67)である。問題は、その周りに居並ぶ眼光鋭い男たちの素性だ。 この写真が撮られたのは、今年3月25日のことだった。 「この日の主役は、首都圏で建設業を営む本村雄会長(仮名・58)でした。本村会長は、政治家や官僚とのパイプを多く持ち、芸能界や角界との関係も深い知る人ぞ知る人物。その本村会長が出家することとなり、旧知の仲間達がお祝いのため山梨県の寺院に集合したのです」(出席者の1人) 防衛大臣は2度目 そのうちの1人が公務の合間を縫って駆けつけた浜田大臣だったのだ。 政治部記者の解説。 「浜田さんは、国会の暴れん坊として知られた“ハマコー”こと浜田幸一元衆議院議員(故人)を父に持つ二世議員。1993年に初当選して以降、防衛政務次官や防衛庁副
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