戦後70年に当たり、太平洋戦争の舞台となったパラオを訪れている天皇皇后両陛下は、激戦地のペリリュー島で慰霊碑に花を供えて戦没者の霊を慰められました。 両陛下は、パラオでの戦闘で生き残った元日本兵や犠牲者の遺族らが見守るなか、厚生労働省の村木厚子事務次官の先導で、ゆっくりと慰霊碑に進まれました。後ろには太平洋戦争の舞台となったパラオとミクロネシア、それにマーシャル諸島の大統領夫妻も続きました。 そして、両陛下が慰霊碑の供花台に日本から持参した白い菊の花を一束ずつ供え、深く一礼して戦没者の霊を慰められると、3か国の大統領もそれに合わせて拝礼しました。 両陛下は、続いて慰霊碑の脇に進み、ペリリュー島と同様に多くの犠牲者が出たおよそ10キロ先のアンガウル島に向かって静かに頭を下げられました。 両陛下は、このあとアメリカ軍の慰霊碑も訪れて戦没者を悼まれることになっています。
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