ブラック企業問題への取り組みでたびたび大手メディアに取り上げられるNPO法人「POSSE」。そのPOSSEを誹謗中傷するメールを東大関係者に送信したとして、昨年6月に名誉毀損容疑で書類送検された男性が、昨年10月に不起訴処分になっていたことがわかりました。男性が送信したメールはPOSSEと左翼セクトとの関係を指摘し、大学関係者に注意を呼びかける内容。本紙の取材に対してPOSSE側は、男性に対する民事訴訟を予告しています。POSSEについては昨年、本紙が、偽装勧誘を行う学生サークルとPOSSEの関係や幹部の関与を報じています。 ■嫌疑不十分で不起訴 POSSEについては以前からネット上で「京大政経研グループ」や「都立大グループ」といった左翼セクトとの関係を指摘する声がありました。そんななか、ある男性が2013年の5月から6月にかけて、同様の内容のメールを東京大学関係者など約50カ所に送付。P